Laylaの小部屋

Laylaの小部屋

小説書いてます。
よければ、読んでみて下さい。

感想やアドバイスがあれば、コメントして下さると嬉しいです。

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「――そうそう。噂になってるんだけど、もう聞いた?

季節はずれの転校生が来るんだって」


「へえー、初耳。

にしても、麻衣にしては珍しい情報よね」




さては、その転校生に何かあるのね。



じゃないと麻衣が転校生に興味を持つことなんてない。




「それでね、それでねっ。

その転校生、イケメンなんだって!」




イケメンって……。



つまり、転校生は――




「え……男子?」



「逆に、それ以外何があるのよ」



「……ないね」



「でしょ」




男子……か。



早く慣れないといけないよね。

「はぁあ……」



「なによ。その生きてる心地がしないみたいな顔は」




生きてる心地がしない顔って……。


そんな酷い顔してたんだ。




「おはよう。麻衣」



「おはよう。

その酷い顔の原因、まさか男じゃないでしょうね」





「なわけないでしょっ! 麻衣じゃあるまいし。

変な夢みただけよ」





「変な夢ねえ……」




あの男の子の姿が脳裏に浮ぶ。



古ぼけた服。痩せ細った小さな身体。無邪気な笑顔。



私に何を求めているんだろ。


ここ、どこだろ。


さっきまで、何してたんだろ。


どうして何も覚えてないんだろ。



何も覚えてないなら、それでいい。


それで――全部忘れられるなら。




――オネエチャン……。

いっしょに……あそぼうヨ。




男の子の声?


でも、姿がみえない。



「どこにいるの?」




――かくれんぼしよう……。

オネエチャンがさきにかくれてね。


もし、ボクが見つけたら、ずっとボクとあそんでネ。




「ずっとなんて無理だよ。私にも都合があるんだから」




――ソッカ……。


オネエチャンもボクを置いていくんだね。




「“も”ってどういうこと……? ねえ、ボクっ」




叫んでも、その声は男の子に届かなかった。


どこへ行ってしまったのかもわからず、どこに行けばいいのかもわからず。


私は暗闇の中にうずくまった。




――朝……。


私、寝てた?


確かに男の子と話してたんだけど。

これからお話することは、私が体験した不可思議な出来事です。



私一人でこの出来事を背負うには少し負担が大きすぎる。


そう思い、ここでみなさんにこの話を聞いてもらうことにしました。



ゆっくり話していくつもりなので、毎日更新はできませんが、お付き合いよろしくお願いします(^人^)



※ホラー系が苦手な人は無理しないでください。