友達家から帰宅ー


つい先ほどの話し


オレはパソコンと格闘していた…


前から気になってはいたんだけどもー


最近この子たまにさ…


鳴くんだよ…


まぁいろんな鳴き方はあるらしいんだけど


最初は優しく


『ぷわぁーん。』


次に


『ぼわん。』


今は


『ぶぉーーー。』


まるでポケモンが進化するように鳴き方変えやがる。


さすがにやべーと思って


再起動したらそれっきり


立ち上がってくんないの。


『クララが立ったー』


とかゆってる場合じゃないの。


オレのクララは寝たきりなの。


どうしよ。


企業からの大事なメールたんまりなのに。


修理にだそうと思って電話したら自動音声システムで


『故障の原因を自動音声システムで解決できる場合があります。』


てアラフォー女子の声が言うのさ。


自動音声のくせにオレのクララの故障の原因を詳しく探ろうとしてきた。


このアラフォー生意気だな


と思ったら意外とクララちゃん


なんと立ち上が





…ろうと努力してやめたみたいな感じで電源切れた


結局クララは立てずに


車イスさえも捨ててベッドで寝たきりになってしまいました。


もうクララなんて嫌い!


クララのばかばかばかー!


低燃費ってなーにー!


って感じでハイジは明日早いんでふて寝します。


明日電気屋さんに修理頼もー


はぁ…


最近修理ばっかだな…
僕は今現在一人暮らしをしています。


アパートの部屋割りは1階に2部屋


2階も2部屋です。


2階は僕と馬場さんという30代後半の男性です。


もちろん馬場さんとは面識なく,挨拶もしません。


しかし,隣がうるさかったりしても文句もいわず苦情もなく


狭く,傾斜がきついアパートの階段ですれ違ったときには


お互い譲りあい…もちろんあいさつはしません。


しかしそこには見えない友情すら感じられる。


そぉいう関係で2年間やってきました。


先日,雨が降っていたその日


僕は夜の9時に友達と遊ぶ予定があり


自宅でシャワーを浴びていました。


髪を乾かしていたそのとき


外から


『ズドーン』


というものすごい音がしてアパートが軽く揺れました。


きっと誰かが階段でこけたんだ


そう思いました。しかしそれはこのアパートでは日常茶飯事であり,よくあることなんです。


宅急便の方ですら届けに来るタイミングでこけています。


僕は友達との待ち合わせ時間に余裕を持っていこうと思い,支度を続けました。


すると外から奇妙な音がしました。


ウチの扉の近くで


男『ぐごぉー』


え?どーいうこと?


扉を開けようとしました。


…開かない。


扉が壊れているわけではない。


誰かがウチの扉にもたれかかって寝ている…


…開かない。


どう力を入れても


…開かない。


出られない。…監禁。


そう思った。


なんとか起こすっきゃない!


頑張った


…少しだけ寝ていた人が動いた。


しかし今度はその人の手が扉に挟まり


…閉められない。動けない。もう終わりだ。オレはこのままここで一生の幕を閉じるんだ。


そのとき,駆けつけた向かいのご老人の声が…


その男に声をかけていた。


老『大丈夫か?』


僕はこの機を逃すまいと,渾身の力を込めて言い放った!


僕『…すみまてん。出られまてん。』


事を悟ったご老人は警察を呼んでくれた。


思った。その手があった!(笑)


警察が駆けつけ,ウチの前で寝ている男をどかしてくれた。


やっとでられた。


男は隣人の馬場さんだった。


どうやら酔ってカギを無くし,挙げ句に部屋を間違えてたらしい


馬場さんは僕の顔を見てゆった。











こんばんわ


初めてのあいさつだった