ところでね、カーボン弓買ってみたんですよ。これだけ言うとアーチェリーなんだか何なのかわかんないですけど、ヴァイオリンです(
カーボン弓
ヴァイオリンの弓は多くの場合フェルナンブーコと言う強くて軽い木材で作られてます。300年以上の歴史があるヴァイオリンという文化において、これ以上の木材は存在しないらしいです。
ただし、この木は伐採によって絶滅の恐れがあるとして、2007年にワシントン条約で輸出が制限されたこともあり、代替となる材料が探されてきました。
軽く、強い。この性質は、言うまでもない、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)が有するものです。
いわゆるカーボンってやつですね。最近はあらゆるものに使われてて比較的に身近な素材となってます。
で、資源減少にともなって困っていたヴァイオリン界が、カーボンに手を出したって訳ですね。
まぁでも歴史の長い業界ですから、登場した当時の不人気ぶりは凄まじく、今でもそれは尾を引いています。
今まで僕は、安い木の弓を使ってました。何故かって?安かったから((
ね。楽器に限らず「10万円以下はゴミ同然」みたいなのがあったりしますけど、じゃあこれはゴミとしても認めてもらえなさそ。
まぁそこまで不満があった訳じゃないですけど、速いパッセージでコシの弱さを感じることが多々あったので、なんとなく気になってはいたんです。
でも高いのは買えん。カーボン弓はコストパフォーマンスが良いとされているので、「買うならカーボンかな」と思いつつ、数週間前からいくつか狙っておったのです。
で、今回購入に至ったのが、これ。
元はCFRPの企業らしいんですけど、ヴァイオリン弓も作ってるんですかね。
上にCARBONDIXと言うグレードがあって、そっちは高かったので諦めました。
定価は3万円の、カーボン弓としては中の下の下くらいですか。これをですね、8980円で手に入れました(ぇ
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で、今日届いて弾いてみたんですけど、良いですね。軽いし、バランスは良いし、音量も十分出ます。
ただやはり、カーボン否定派の気持ちも分からなくはないです。十分響くし音量も出るんですけど、どこか軽い感じを受けなくはないですね。まぁ、補正範囲内です。プロじゃないですし。
とにかく重要なのは弾きやすさ。木と違って理想的な状態を作りやすいカーボンですから、最低限でも高価な弓に近い特性を持っているようで、前と比べて随分弾きやすくなりましたね。
言われるほど表情が付けられないわけでもなく、レスポンスは良いので細かな操作にも良く反応します。
ただし。まだ慣れてないだけでしょうけど、やはり出せない音はあります。例えば、G線やD線開放の、箱鳴りを強調した唸るような低音など。どうしても「常にキレイに高域まで響く」ので、出しにくいです。
ま、全体を通しては「良い音」で鳴ってくれるので、あとは慣れですね。弾きやすいので、この感触なら十分使えそ。
やっぱねぇ、最初から10万円するような弓も買えるなら良いけど、そうもいかないことは多いだろうし、でも良い弓良い楽器で練習した方が絶対に上手くなるので、1番最初の選択肢としてカーボンは良いかもしれないです。
上手くなって、ヴァイオリンに予算回せるときに木の良い弓買ったら、最初のカーボンはサブに回せますし。
まぁとにかく。これは買って良かったですね~。弾き込んだらまた印象も変わるかもしれないですけど、そのときにまた木の弓と比較でもしてみますか。
何はともあれ、新しい相棒(弓だけに)の誕生です。
では。
