terrible 2---、この言葉、親友Y子夫妻から彼らの娘Gちゃんが2歳前後の頃にしょっちゅう聞かされていた言葉でした。

扱いにくい年頃の子供をこう呼ぶらしいのですが、日本では第一次反抗期であるとされる3歳がこのTerrible 2のイメージでしょうか。


ちーすけはまさしくこのterrible 2にさしかかったようで、母親である私を本気で怒らせ、怒り狂わせるようになりました。

まだ1歳5ヶ月の子供に対してバカバカしい、と思う余裕もなく、「こいつがいなければ私の人生はもっとゆとりあるrichなものになっているはず」と7分に1回ぐらい感じます。


彼は自分の気持ちが最優先のようで、私の都合などまったく意に介さず。

こちらは、なるべく平和裏に日々を過ごしたいと思うのですが、トイレに行こうとすると動き出した私を察知してくっついてきて、階段(うちのタウンハウスは2階にトイレがあるのです)を泣きながらのぼり始めます。

トイレの中にも当然のように入ってきて、それはいいのですが、私がトイレを出たあともまだ彼は中にとどまって棚を開けて中の物を出したり。

そんなに中にいたいのか、と私が出て行き際にドアを閉めてみると、一拍遅れて閉じ込められたことを知った彼は大泣き。

あまりにバカなので、しばらくそのままにして私は自分の用事をしていると、すっかり彼のことを忘れてしまい、再び2階に行った時にドアをドンドン叩く音と彼の泣き声で「お、彼は中にいるのだ」と気づいたり。


Terrible 2というのは、本人の欲求が強く出る年頃で、やりたいけど止められる、けどやりたい、そして怒られる---怒られるということも理解できるので、やってはいけないんだと分かっているけど、自分の欲求を満たしたい、という人間の原始的な部分が芽生えてきているんだろうなあ、と思います。


彼によって消えてしまう私の時間

これは彼が生まれて以来、膨大なものになっているはず。

その時間で私には何が出来たか?

おいしいレストランに食事に行く時間、ピアノを練習する時間、本を読む時間、家の中を片付ける時間、コンサートに行く時間、勉強する時間、お料理を作る時間・・・。

お金よりも時間に執着する性格なので、それを思うとイライラしてしまいます。


これらの思いを夫に言うと、彼はひとこと、「Pay it forward」

今、これをやることは将来の自分に必ず返ってくるということ。

私がちーすけのために犠牲にしている時間は、将来必ず私の元に返ってくるというのですが、明日生きているかどうかも不確かな今、そんなことを言われても嬉しくないなあ。


土曜日の今日、午後から私は家を抜け出してライブラリーで過ごし、今はカフェに来てこれを書いています。


さっき、駐車場で子供を5人連れている夫婦を見ました。

みんなまだまだ小さい子供たち。


彼らには将来、ものすごいpay it forwardがあるんだろうなあ、と思いました。

私の5倍の・・・。