2年に一度ぐらいの割合でやってくる「英語を勉強したい!」というbig wave波

ふだんはまったくそんな気持ちにはならず、日々、テキトーな英語で暮らしている私ですが、この波にのまれている時は、何かアクションをおこさずにはいられません。


その波にもまれていた去年10月

私は市がやっている無料の英語クラスに申し込みの電話をかけました。


このAdult Educaion Centerではさまざまなクラスが用意されていて、インターネット、word,excelなどからクッキング、ステンドグラス、太極拳、ヨガ、日本語、スペイン語、ドイツ語、などなど。


英語のクラスのほとんどは無料。

きっと、アメリカに来て英語ができない人のため、というスタンスなんだと思います。

この市の近辺に住み、税金を納めている人なら誰でも無料で英語のクラスを受けられるのです。


私はすでに英語のクラスは中級から上級まで終えてしまっているのですが、別のプログラムなら受けられることになりました。

それは、少人数制で、先生一人に対して生徒が一人から4人ぐらいのもの。

文法やreading、writingなどをていねいに教えてくれます。


私が電話したときは、wating listに入れられたのですが、数日後に電話があって11月から行けることになりました。


ちーすけがいるので夜のクラスを選びました。

午後6時半からなので、6時過ぎに家を出るのですが、夫が帰って来られないときはベイビーシッターを頼んでいます。


私は夜のクラスの方が好きです。

レベルが昼間より高いように感じるので。

昼間は主婦が多いけど、夜の生徒は昼間働いている場合がほとんどだし、男性も多く、雑談でもちょっと目先の変った話題などになるので楽しいです。


今、私が所属しているグループは、イラン人、パキスタン人、メキシコ人のクラスメイトと一緒。


先日、私を驚愕させる事件がありました。


その日、私たちは動詞の活用を勉強していました。

そして練習問題をやったのですが、それは例文を時制に気をつけて疑問文に作り変える、というものでした。


これは日本人にとっては中学校2年生程度の問題。

私はちゃっちゃと終えて待っていました。


パキスタン人のおばちゃんJはちょっと苦戦している様子。


答え合わせになって、ひとりずつ当てられたのですが、メキシコ人のR氏は驚くべきミステイクを。

彼は疑問詞の後に続く動詞を過去形にしているのです。


例えば、Did he ate an apple?というふうに。


先生は彼に、「疑問詞で過去形を使った場合、その後に来る動詞は原形で良い」と丁寧に説明していました。


こんな簡単なこと、知らなかったのか?

R氏は英語でジョークを飛ばしたり、先生の言っていることも全部分かっていて、私なんかよく分からなくても、R氏が答えたその内容から「あ、先生、今、こういうことを聞いたんだな」って気づかせてくれることも。


ブレイクの時に、R氏に「何年ここに住んでいるの?」と聞いたことがありました。

彼は、にこにこしながら「I`ve been here over 20 years」。


私が驚愕の谷底に突き落とされたことは言うまでもありません。

20年住んでいて、過去形の疑問文の作り方知らないの?


っていうか、そんなちまちましたこと、知らなくても暮らしていけるのがアメリカなのか?


ロンドンで英語学校に行っていたときも感じたのですが、外国人はみんなぺらぺらしゃべって先生の言っていることもほぼ理解出来ているのに、日本で言う中学1,2年生レベルの英語が分かっていなかったりするんですよね。


私にとって、英語学校というのはクラスメイトwatchingするのに最適の場所。


しかし、彼らにしてみれば、「日本人は文法が完璧なのに、なんで発音が下手なんだろう? どうして会話に入って来ないのだろう?」と思っている気がします。


やっぱ、語学はおもしろですね~