ちょくちょく買い物に行くお店があるのですが、そこで、私がワインを買うと必ず「ID,please」というキャッシャーのお姉ちゃんがいます。
この言葉、私はすごく嫌いなのです。
相手は明らかに私より年下。
それも10歳ぐらい。
なのに、そっけない態度で「Show me your ID」って言うな!
そして、私が堂々と1968年4月18日生まれっ、と明記されたカリフォルニアのDrivers Licenceを見せると、何も言わず免許証を返してきます。
コメント、なしかよ?
thank youのひと言もいえないか?
以前、Costcoでワインを買ったときは、おじちゃんが「念のために、ID、見せてくれる?」と言い、見せたら、「1968年生まれかあ。まだまだひよっ子だねえ」と笑っていました。
そのときは、悪い気はしませんでした。
そして、私の後ろに並んでいた女性にも「Hello,young lady」とあいさつしていました。
別にIDを求められて提示することには、何の悪い気分もしませんが、その態度が気に入らない、と私は常々思っています。
こうなんていうか、高圧的な感じがするんですよね~。
ある意味、疑われているわけですから。
本当はお酒を買ってはいけない年齢なのに、買おうとしているんじゃないの? っていう。
それに、間もなく40歳に届こうという年齢なのにもかかわらず、21歳以下に見えている、っていう自分の童顔および幼い雰囲気も許せない。
38歳のマダムとしての貫禄がまだまだ備わっていない、ということかあ・・・。
とこんなふうに、お酒を買おうとしてIDを見せろ、って言われるたびに「その後の態度が気に入らん!」怒っていた私でしたが、こんな気持ちから一転、一気に納得させられる事件がありました。
うちの近所にあるスーパーマーケット2店で、未成年者にお酒を売った容疑で店員が身柄を拘束され、場合によってはそのスーパーではお酒販売のライセンスを剥奪される可能性がある、という記事を読んだのです。
いや、びっくり!
お酒を売ってしまった店員だけでなく、お店自体までがペナルティを受けるなんて。
しかも、それが今後、お酒を売れなくなってしまう、というものだとは!
こういうことなら、私に対してPhoto IDの提示を求めてくるのも致し方なし、と深く納得。
疑わしきはクリアにしなくてはならないわけですから。
日本でもこの頃は20歳以下に見える人にはお酒を売る場合、IDの提示を求める、と明記してあるお店が多いみたいですね。
でも、日本人同士ならだいたい顔を見ただけで年齢に察しがつくから、アメリカほどIDを見せる機会はなさそう。
今後は喜んでIDを見せるので、相手もせめて「見せてくれてありがとう。あなた、若く見えたから」ぐらいのフォローはして欲しい。
無理だろうな、アメリカ人には・・・。
私も年相応に見えるように努力しますので。