私がカレッジに通い始めて、もうすぐ丸4年になります。
このカレッジはterm制なので、秋、冬、春の学期がそれぞれ3ヶ月とサマーコースが8週間あります。
秋から冬、春のターム間の休みは1週間から2週間程度なので、ずっと休みなくカレッジ通いをしているような毎日。
だから、私は夏はクラスを取らずに完全休暇にしていました。
でも、今夏は何かクラスを取ってみようと思っています。
家にいてもちーすけと過ごす日々なので、それだけでは煮詰まりそうなので・・・。
おりしも季節は夏。
子供たちは6月上旬から学校が休みになります。
そこで、私は階下のインド人一家の長女、Amurutaにベイビーシッターの話を持ちかけました。
アメリカでは(確か)13歳以上の子供は、ひとりで留守番をしても良いことになっています。
また、13歳以上の子供が一緒だと、それ以下の年齢の子供も大人なしで、一緒に家にいることができます。
Amurutaは15歳なので、ちーすけと留守番して問題なし。
それに、彼女には2歳になる弟がいて、赤ちゃんの扱いも慣れています。
2ヶ月ほど前に、彼女の母親であるSheelaにこの話を提案しました。
そして、もちろんお金も払う、と。
Sheelaは手を振りながら、「お金はもらえないわ。ピアノもただで教えてもらっていたのに」。
この時は、私の「払う」、Sheelaの「いらない」で平行線のまま話は終わりました。
つい先日、Sheelaの家でインド・ティをごちそうになりながら、再びベイビーシッターの件を話してみました。
ちょうど、Amurutaもいてちーすけのめんどうを見てくれていました。
「カレッジでサマークラスを取ろうと思うので、週に2回、午前中の2時間ほどベイビーシッターをしてもらえない?」と私。
SheelaもAmurutaも、「まだ夏の予定ははっきり決まっていないけど、多分大丈夫」とのこと。
そして、私が「ベイビーシッター料は払うから」と言ってみると、Sheelaは「じゃあ、夏のアルバイトになるわね」。
あれ? 前はかたくなに、お金はもらえないって言ってたのに。
でも、少しでもお金を払った方がAmurutaに責任が芽生えるだろうし、お金を得ることの楽しさも知ることになるんじゃないかな、と思います。
Sheelaは「マーヴィンズ(アメリカのチェーン店で服や生活雑貨を売っているお店)はアルバイトは16歳以上からしか受け付けないんだって」。
彼女はマーヴィンズが好きでよく買い物に行っているので、そこでアルバイトを探しているか聞いてみたよう。
うちのちーすけのベイビーシッターなら上に上がって来るだけだし、週2回だけだし、結構手ごろなバイトだと思うのですが・・・。
この話を横で聞いていたAmurutaは嬉しそうにニコニコしていました。
なんとなく話がまとまったところで、Sheelaが「You got a summer job」と娘に笑いかけました。
私としてもひとりの時間が持てるし、Amurutaにならちーすけを預けても安心なので、これはAmurutaと私にとって願ったりかなったりだと思います。