カレッジのクラスメイト、日本人のJさんが今日、ヘアカットに来てくれました。

彼女は私と同様、だんなさんの駐在でカリフォルニアに住んでいるのですが、間もなく日本へ帰任されます。

洋裁や着付け、お料理そしてヘアカットとなんでも器用にこなせる人で、私が去年、つわりで大変だったときは一日おきに食事を届けてくださったり、何かとお世話になりました。


そんなJさんとヘアカットの間、おしゃべりをしていたのですが、日本ではどんなところに住むのかという話から、六本木ヒルズの話になりました。


彼女の娘さんの上司がそこに住んでいるそうです。

元々、家がそこにあって、ヒルズ建設に際して立ち退き、そのよしみか家賃は無料でヒルズの一室に居住しているそう。

なんでも、その上司というのは働かなくてもお金がたっぷりあるらしいのですが、時間を有効に使うために仕事をしているんだとか。

クリスマスか新年には部下の人たちが六本木ヒルズのお宅に招待されるそうなのですが、その物件は

管理費だけでなんと、7万円!


Jさんのお嬢さんは、「私の家賃より高い」と驚いていたそうです。


私の友達も六本木ヒルズに住んでいます

彼女はアメリカ人のだんなさんの転勤で東京に駐在中。

私も一度お邪魔しましたが、まず、

どこが建物の入り口なのか分からない。


すごく迷って、自力では見つけられず結局、ガードマン風の人に尋ねました・・・。


ようやく建物の中に入ると、そこはエレベーターホール。

他には何も見当たらず、とりあえずエレベーターに乗ったものの、上に行けばいいのか、下なのか分からない・・・。


ま、上に行ってみるか、とボタンを押してひとつ上がると、ラッキーなことにそこがレセプションでした。

そう、レセプションと呼ぶのがふさわしい、まるでホテルのような受付でした。


カウンターの中にいたヒルズの管理スタッフと思われる女性(きちんとした黒っぽいスーツ姿)に、「ミセス○○を訪ねて来たのですが・・・」と告げると、彼女はにこやかに「いらっしゃいませ」と言い、私の名前を聞いてきました。


緊張していた私は日本なのになぜか、自分の名前にミセスをつけて「ミセスE.XXXXです」。

受付の女性は、「XXX様ですね、お待ちしておりました」と言って、内線電話で友達を呼び出してくれました。

そして、「間もなく下りてこられるそうなので、どうぞそちらにお掛けになってお待ちください」と、私の背後にあるソファをすすめてくれました。


5分ほどして友達がやってきて、彼女の部屋に案内されたのですが、ま、最初だったから迷ったとはいえ、建物の外から彼女の部屋に入るまで15分ほどかかっていました・・・。

こんなこと、他の友達の家ではあり得ない。


さてさて、家の中はゆったりした1ベッドルーム

ものすごく広い主寝室(カリフォルニア・キング・サイズのベッドがそれほど大きく見えない)に、7畳ほどのstudy room、リビングルームとこじんまりしたキッチン、それにシンクがふたつ並んだバスルーム。


家賃を聞いてびっくり!

彼女に、「どうして六本木ヒルズなの? 広尾とか麻布だったら同じぐらいの家賃で一軒家に住めるのでは?」と聞いてみました。


彼女は「そっちのほうも探したけど、値段のわりに物件が古い」。

だから、同じような家賃なら新しい六本木ヒルズにしたそうです。


また、部屋を決めるときにヒルズ内にもうひとつ魅力的な物件があったそうですが、そこは「魚焼き用のグリルがついていなかった」ので、やめたそうです。

彼女の選んだ物件には確かに魚焼きグリルがついていました。


素敵な六本木ヒルズですが、免震構造になっているせいで、大きな地震があると弱い揺れが長く続くので「船酔いみたいになる」と彼女は嘆いていました。


ちなみに、なぜ、入り口が分からずさまよっていた私と彼女が連絡を取り合わなかったかと言うと、私は一時帰国中で、日本の携帯電話を持っていなかったからです。

やっぱ、携帯電話がないと命取りになるな、と痛感。