昨夜、ラジオをジャズ放送にチューニングして、ソファでぼぉ~っとしていたときのこと。
夫・Cはまだ帰宅しておらず、私はカレンダーを見つめながらひとりでリビング・ルームにいました。
部屋にはジャズ・ピアノの音色と、暖炉の火が燃える音だけ。
そんな中で、私が考えていたことは、「あと、2週間、おそくても3週間以内には家族が増えるんだなあ」。
そう思うと、すごくこの時間が貴重なものに思えてきました。
ひとりで好きなように過ごせる時間や、夫とふたりだけの気ままな時間などが。
1992年3月に結婚して以来約14年間、ず~っと夫婦ふたりだけの生活。
それが当たり前で、これからもどっちかが死ぬまでずっと続くと信じていました。
夫の仕事柄、転勤が多く、海外や日本を含めていくつかの都市に住みました。
1~5年の短いサイクルで住むところが変わると、気持ちもフレッシュになり、なんだか結婚してからずっとハネムーンのような感じ。
それが間もなく終わろうとしている気がします。
私たちにとって幸か不幸か、妊娠してしまい、しかも順調に育っているのでこのまま行くと本当に2~3週間、もしかしたらもっと早くに赤ちゃんが生まれて来てしまう・・・。
このことが、未だに信じられない私。
そして、この日曜日には日本から両親が来てくれるので、うちの中はまずは4人になり、その後、ちーすけ(胎児の名前)が生まれたら5人。
やがて両親が帰ったら残るは私たち3人・・・。
そう考えると、夫とふたりっきりの生活っていうのは、もう4日間しかないのかあ・・・、と名残惜しい気分になりました。
子供のいる人は、産婦人科医のDr.Uも含めてみんな「今のうちにふたりの生活を楽しんでおいたほうがいいですよ」って言います。
子供が小さいと外出も大変だから、大人ふたりのうちに残された日々を存分に楽しんでおかないと、という感じ。
他の人のブログを訪ねた時、妊娠している人たちが家族が増えることを嬉しそうに、誇らしそうに書いていますが、中には私のように後ろ向きな人もいるんでしょうか?
「行く年、来る年」のように、過ぎ去っていく日々に感謝し、来る新しい日々がこれまでよりもきっと輝かしいものになると信じて、残り4日間を過ごそうと思います。