このところ、プリンターの調子が悪く、どうも、紙送りがうまく出来ていないような感じ。

プリンターはやはり使えないと不便。


昨夜、電話の前に貼ってある連絡先リストを更新しようと思い立ち、パソコンでチャカチャカっと修正した後、印刷しようとしたら、やっぱ紙がうまく送れなくて、くしゃくしゃに・・・。

たまにはうまく行くのですが、それでもちょっとゆがんで印刷されます。


ちーすけ(お腹の胎児)を妊娠する前の私だったら、おそらくプリンターに蹴りを入れるか、説教したか、だと思うのですが、今は、彼のおかげでおだやかな私。


紙送り部分にそっと手を突っ込み、ローラーみたいなのを回して「う~ん、ちょっとすべらかさに欠けるかなあ」などと冷静な診断。


日本で買ったキャノンのプリンターでまだ5年も経っていないはず。

インクもこちらで手に入るし、プリンターだけっていう機能もシンプルで気に入っているのに・・・。


その日の新聞広告で、ブラザーのプリンターがたったの$69で載っていたことがチラっと頭をよぎりました。

それは、プリンター機能のみならず、スキャナーも付いていたような

あれがたったの$69ならお買い得かなあ。


リビング・ルームで仕事をしていた夫・C「プリンター、寿命かも」って言うと、なにぶん、モノを大切にする男、夫。

「どれどれ」と見に来てくれました。


そして、試し印刷をして紙送りがうまく行かないのを確認すると、懐中電灯でプリンターを丹念に調べ始めました。

私がやったように、紙送り部分に手を入れて、「ん? ここに何か詰まっているかも」と言いながら、やおらプリンターを持ち上げ、逆さにして2,3度振ってみました。

なんちゅう、プリミティヴなことを~!!


「ちょっと、何か印刷してみて」と言われ、途中だった電話帳リストを印刷してみると、なんとっ~! これがスムースに印刷されて出てきました。


いや、まぐれかもしれない、と思い、他にも印刷してみたら、まるで何事もなかったかのように、プリンターは澄ました顔で仕事を続けます。


「な、直ったのかな?」と私。

「ははは、おれのマジックハンドやな!」と夫・C。

あの、逆さ振りが?


そう言えば、1ヶ月ほど前、私のパソコンが調子悪い時期がありました。

電源がすぐに落ちてしまうのです。

立ち上がりかけた・・・と思ったら、ヒュ~ンって電源が切れて、画面は真っ暗。

ブログを書いている途中でもおかまいなく、ダウン。

か~っ! ムカつくう。

ここでも、私はパソコンに説教。

「あのね、みんな、それぞれ仕事や任務ってものがあるわけよ。パソコンであるあなたの仕事っていうのは、私が見たいときにインターネットに繋がり、メールを開いて見せる、メールをお友達のところに送る、そういうことでしょう? なのに、電源が落ちるってどういうこと?


よく見てみると、アダプターには正常な緑のランプが灯っているので、コンセントに問題はなく、悪いのは、PC本体に繋がる電源部分のよう。


このときも、もちろん夫に言って、彼は「会社のIT担当者にみてもらう」と、PCを持って行きました。

会社でも何人かの担当者が、新しい電源を使ってテストしてくれたらしいけど、やはり、途中で電源が落ちたり立ち上がらなかったり。


PC本体には問題がないだけに、買い換えるのもな~、と困惑していた私。

特に、アメリカで日本語環境のあるPCを買うとなると高そうだし。

何より、PCっていうのは、家と同じで一度それに馴染むと心地よくてなかなか新しいものには触手が伸びません。

引越しに相当する、ソフトの入れ替えもめんどうだし、セキュリティ上の問題で古いPCの中身を消すのもやっかいそう。

使い勝手がちょっと変わるのも、最初は戸惑いそうだし。


IT担当の人によると、電源だけ新しく買い換えるとバカ高いそうです。


と、あるひとりのエンジニアが「電源の接触がうまくいかないっていうのは、PC側の凹部分(メスの部分ってやつですね)にサビがついているのが原因てこともあるよ」と教えてくれたそう。


夫・Cは帰宅後、爪楊枝で凹み部分をゴリゴリこすり、電源をオンすると、なんと言うことでしょう! 生き返ったようにパソコンが動き出したのです。

その後も、2,3度電源が落ちる事態が発生したのですが、その度に、夫が爪楊枝を持って飛んできて、ゴリゴリ。

結果、ここ1ヶ月ほどは電源が落ちることなど決してなく、ものすごく順調。


プリンターの不調は、逆さ振りで直し、PCの電源落ちは爪楊枝で修理。

このIT時代にこの修理法ってどうなんでしょう?

マジック・ハンドだからなせるワザ?