ずっと前に、私たちの階下に住むインド人一家の長女、Amurutaの矯正について書いたことを覚えていらっしゃるでしょうか?

詳しくは「テーマ:階下のインド人」を見てください。


ストーリーをまとめると、以下のとおりです。


下の一家は去年の2月、1ヶ月間インドに里帰りしていました。

ちょうど矯正を始める年頃の長女、Amurutaは父親の勧めでこの1ヶ月の里帰り期間を利用してインドでブレイス・オンしてきました。

矯正というのは、レントゲン撮影、抜歯、歯型取り、ブレイス装着などのイニシャル・コストがかかるので、この初期治療をインドでやっておけば、あとは月々アメリカでトリートメントに通うだけなので、矯正を安くあげることができる、と親は思ったのでしょう。


ところが、この計画が見事に倒れ、アメリカに戻ってきてから心当たりの矯正医すべてから「引き継ぐことは出来ない」と言われたそうです。

彼らの言い分は、「ブレイスを外し、もう一度着けるところからなら引き受ける」と。


そうすると、ブレイス・オンする初期費用が高くつくので、親はしぶっていたそうです。

結局、Amurutaは1年2~3ヶ月、トリートメントを受けることなくブレイスだけがくっついた状態で過ごしていました。


そして、ついに、今年の5月、父親は彼女のブレイスを外して再度オンすることを受け入れて、通う矯正医を決定したようです。

母親のSheelaは、私の「Amuruta、歯医者さんみつかった?」という質問に、いつも首を振って、「私たちのチョイスはミステイクだった。インドで始めるべきではなかった」と言っていたのですが、この前はホッとしたように「やっと、歯医者が見つかったのよ」と言いました。


アメリカは保険がすべてプライベイトなので、自分が気に入ったり人からクチコミで良いお医者さんを紹介されても、そこの医院が自分の加入する保険を扱っていない場合はかかれない、ということにもなりかねません。


私は私の通っているHome dentistや矯正医を紹介したのですが、どうも治療費が高くついてしまうらしく、行かなかったようです。


Sheelaが、「矯正には少なくとも$3,000かかるから・・・」と言っていたのですが、「え? 私は$8,500よ。」って言うととても驚いて「それは高すぎる・・・」と絶句していました。

ある程度、かかる費用は技術料だと思うので、あまり安いところはちょっと怖いような気がします。


次回は、矯正を終えたY子の悲劇を・・・。