なにしろ、全く想定外だった妊娠という事態に巻き込まれ、たいして不安もないけど同時に知識も皆無の私たち夫婦。


夫・Cはそれでもインターネットでいろいろと情報を集めては、食事や飲み物などに気を遣ってくれています。


そんな手探りの私たちにとって、昨日のDr.Uとの面会はとてもためになるものとなりました。


まず、今日はビタミンと妊娠についてご紹介しようと思います。


「妊娠に気づいてからのビタミン剤摂取はあまり意味がない(遅すぎて)。」とのこと。

私なんか、「お腹にもうひとりいるんだから、その子が大きくなるためには、ここからが勝負」なんて思い込んでいたのですが、実際に赤ちゃんが必要とする栄養分なんてほんの微量だそうです。


妊娠が確定となった血液検査の後、ホームドクターがビタミン剤を処方してくれました。

それを一度飲んだのですが、吐き気と下痢に襲われ、「気分が悪くなるようなものはもう飲まない!」とそれっきりでした。


そのことをちょっと後ろめたく感じながら、Dr.Uに相談すると「あ、飲まなくていいですよ。」とあっさり。

理由は上記のように「今から摂っても遅すぎるから」。


また、私はホームドクターに薦められてFolic Acid(葉酸)をここ2年ぐらいず~っと飲んでいました。

カリフォルニアは暑くて汗をかくので、貧血防止のために

これが、ちょ~ラッキーだったみたいで、Folic Acidは胎児の背骨の奇形を防ぐ役割があるそうです。

ただ、これも妊娠してから飲み始めたのでは遅すぎるそう。

なぜなら、胎児の背骨というのは、妊娠4週間で閉じてしまうから。

妊娠4週間って、ちょうど妊娠に気づく頃じゃないですかね?

それでもう遅すぎるなんて、やっぱビタミン剤は日頃から摂っておいたほうがいいみたい。


また、Dr.Uは他のビタミンについても、「なぜ、アメリカではビタミン剤がこんなに売れているかというと、アメリカ人の食生活が偏りすぎているからだ。」と言っていました。

お肉とポテトがあれば満足って人が多いらしいです。

あるいは、ベジタリアンとか。

いずれにしても、不足する栄養素が発生してしまいます。


日本人の食生活は優秀で、なんでもまんべんなく取り入れるので妊娠したからといって、ビタミン剤を飲む必要もないそうです。


どうしてもビタミン剤を飲みたかったら、「ドクターに処方してもらわなくても、市販のもので充分。」とも言われました。

ビタミンA以外は、摂りすぎても影響はなく、overdose(摂りすぎ)した分は、体が受け入れず、そのまま体外に排出されるそうです。

ビタミンAは摂りすぎると胎児の奇形を招くので注意が必要。


そんな話を聞いた後、帰り道、ドラッグストアに寄ってNature-Madeのマルチビタミン($9.99)を買ってみました。

これにはビタミンAは一日必要量の60%が含まれているのみ。

まだ飲んでいないけど、そのうち気分がもっとよくなったら飲んでみようかな。


結局、昨日よ~く分かったことは「日頃から偏らない食生活を送っていることが大事」ってことでした。


次回は、流産と障害について書こうと思います。