ある日、友人たち4,5人で飲茶のランチをしていた時のこと。

エビだか肉だかのシュウマイを噛んでいたら、左上の歯茎に異変を感じました。そおっとシュウマイを噛みながら探ると、やはり、シュウマイの中に固いモノが! これは歯かも! 私は友人たちに気付かれないように、ナフキンで口元を覆いつつ口の中の異物を取り出して、そのままrestroomへ。

ふるえる指で、ナフキンにくるんだ異物を取り上げるとそれはクラウンと歯の一部。左の奥歯は10年以上前に大きな穴があき、クラウンをかぶせてあったのです。そのクラウンとそこにちょびっとだけ歯がくっついたモノが今回シュウマイを噛んだ時に取れてしまったよう。クラウンだけならまだしも、歯がくっついているなんて・・・。幸い、出血はまったくなかったので、口をすすぎ、テイッシュにクラウンを包んで席に戻りました。

その後は、友人たちと買い物に行ったのですが、何を買ったとか話したとか、全然覚えていません・・・。

問題の個所を舌で触ってみると、どうやら歯の半分が抜け落ちてしまった様子。
翌日すぐに日系のDentist Dr.Aに電話し、治療の予約をしました。アメリカに来て初めての歯科治療にとりかかろうと思ったのです。

なのに! このDentistは人気があるのか予約は2ヶ月先になる、とのこと。クラウンが取れたっていうのは、ほとんどエマージェンシーではないのか? なんとかゴリ押しして、予約のキャンセルがあったらそこに入れてもらえる約束を取り付けました。

それにしても、永久歯を一本失うっていうのは、すごい喪失感。

3、4日後にDentistから電話があり、予約のキャンセルがあったのでどうぞ、と言われました。結局、クラウンが取れてから1週間後に治療を受けられることになりました。

予約当日、ドクターに事情を説明し、持参した問題のクラウンwith teethを見せると、彼は「この歯の再生は無理ですね。」
予測はしていたけど、やっぱショックでしたよ。
ドクターは、この歯は抜いてしまって、インプラントにしてはどうか、と。
まあ、一番奥歯だし、抜くのはしょうがないな、と私も納得。

この時に、実はずっと矯正を考えている、ということも伝えました。そこのDentistからいくつかの矯正医を紹介してもらい、私は「日本語が通じるところ。」と「どんなコンディションの時でも自分で運転して行ける。」ことを条件に、うちから一番近くて日本語が通じるDr.Xを選びました。

Dr.Aは私のHome Dentistになり、まずは歯周病治療を受けることになりました。これは、かなりインパクトの強い治療です。