鬼滅の刃の映画を観てきました。
この作品はアニメは全然観ていなくて、原作の漫画を読んだのが1年以上前という事前知識があまりない状態で視聴してきたのですが普通に楽しむことができました。夏休みということで子供たちが多く、平日にもかかわらず結構なお客さんが入っていて、実際に興行収入も好調のようです。
なぜ「鬼滅の刃」がこんなにも人気なのかと私なりに考えてみました。ずばり人気の秘密は「つながり」にあると思います。「つながり」と言っても2種類あって、「縦のつながり」と「横のつながり」です。
「縦のつながり」というのは自分の子供、親、爺さんばあさん、ひい爺さんばあさん、ひいひい ― と世代をまたがって続いていくつながりです。
「鬼滅の刃」は鬼の頭領、鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)と鬼を倒す鬼殺隊との戦いを描いたお話です。この戦いは1000年以上つづいていて、鬼殺隊の人間は何千人も殺されています。しかし無惨を倒すという想いは世代を超えて引き継がれており、築き上げた墓石の数だけたくさんの想いを引き受けて先代の悲願を達成しようと鬼を倒していきます。これが縦のつながりです。
次に「横のつながり」ですが、これは友達や、同級生、会社の同僚のような関係のつながりです。まぁこれはわかりやすいですね。
鬼殺隊の隊士は自分の事よりも他の隊士を文字通り命懸けで守ろうと動きます。
劇中のセリフだと
「強い者は弱い者を助け守る。そして弱い者は強くなり、また自分より弱い者を助け守る。これが自然の摂理だ」という感じで横軸のつながり描かれています。
こういった「つながり」は今の日本社会では失われつつあるように感じています。核家族化が進んで、爺さんばあさんとは別々に暮らしていたり、私の場合はマンションに住んでいますが両隣は外国人で一切交流がないです。このように周りからどんどん切り離されていって、今だけ金だけ自分だけのお独り様主義が横行するようになっています。
でもホントは今の暮らしが息苦しくて周りとの「つながり」を渇望しているんじゃないでしょうか。私はそうなんですけど…
「つながり」が失われた社会だからこそ「鬼滅の刃」という作品は光り輝き、こんなにも人気のある作品になっているのだと思うのですが、皆さんはどう思いますか?

