しんぷるいずざばすと
 小4くらいまで、私はほんとよく歩いた。これでもかってくらい歩いた。
理由は、自転車を買い与えてもらえる環境になく、
自転車に乗れなかったからだ。
だから、徒歩以外に交通手段はなかったわけで、
歩いていく友達の家は、やたら遠く感じた。
暗くなっていく帰り道は、このまま帰れなくなったらどうしようという気持ちになった。

そして、大人になった現在、交通手段は車オンリー。
歩いての移動なんぞは、皆無に等しい。
時間刻みで生活している私には、徒歩する時間など到底ない。(と思い込んでいる)

ところが、たまに、歩いての移動を強いられることもある。
つい先日なんかは、何キロかの田舎道を夕暮れに歩いた。
そんな時、子どもの頃の、感覚が蘇ってくる。
暗くなるのが、不安のような、楽しいような。

大人になるにつれて、人は天真爛漫ではなくなるという。
それは、ある程度の教育を受けて、社会の中で生きる訓練をしてきた我々には仕方のないことではあるが
その中でも、子どもの頃の気持ちを体感できる瞬間は、私にはとても幸せな時間に思える。


今日、歩きながらそんな事を考えた(笑)