大好きなお父さんへ。
お父さん、お帰りなさい!
ぼくね、今までずっと苦手なお留守番が続いたけど
お父さんが病院で悪い病気と闘ってるんだ!
ぼくの嫌いなお薬や注射をがんばってるんだ!
って思ったら、暗くなっても誰も帰ってこなくても
お留守番、全然へっちゃらだったよ。
お母さんがお父さんの病室にお泊りになった日は
広い家に一人ぼっちになった寂しさ・心細さと
お父さんの命が取られちゃうかもしれない不安で
kokoちゃんがポロポロ涙を流して泣くの…。
ひとりぼっちでポロポロ泣くの…。
だからそんな時は
kokoちゃん、大丈夫だよ!って
ぼくはずっとkokoちゃんを励ましてたんだ。
これから先も大丈夫!
kokoちゃんのそばで
kokoちゃんのこと守っていくから 安心しててね。
(大好きなお父さんとのお昼寝)
お正月 外泊許可が出たのに
おうちで具合が悪くなったら
救急車を呼ばなくちゃいけなくて
お母さんやkokoちゃんを不安にさせたらいけないからって
帰ってこなかったお父さん。
いつも自分の体調よりも
家族やぼくの心配をしてくれてたお父さん。
血を吐いても
痛みで眠れない日が続いても
家族に隠し続けたお父さん。
抗がん剤の副作用でフラフラだったのに
入院患者さんとお見舞客の喧嘩の仲裁に
真っ先に割って入ったお父さん。
町内の仕事も病室でこなし
病院から役所に電話をかけたりして
途中で投げ出さなかった
責任感の強いお父さん。
ぼくんちのお父さん、すごいでしょ~
って、ぼくは胸を張ってみんなに言えるよ。
ぼくね、お父さんみたいなカッコいい男になるから
見ててね。 絶対、見ててね。
ぼくがお父さんのそばに行くには
もうちょっと時間がかかるみたい。
でも その時がきたら
いっぱい よしよししてね。
おさんぽもしてね。
抱っこもしてね。
その時がくるまで
天国でゆ~っくり待っててね。
