今回、沖縄へ旅行に行くことになりました。
理由は母の里帰りです。
タイミングがいいのか悪いのか、縁起がいいのか悪いのか、
直近で親族のお悔やみと出産が重なり、
初七日と出産祝いが重なってしまいました。
私は沖縄生まれだが、生まれてすぐに大分へ移住したため、その時の記憶がない。
また、中学の就学旅行で行ったことがあるが、ひめゆりの塔に行った記憶と
琉球ガラスの水差しと、米軍払下げのシャツをお土産に帰った記憶しかない。
なので、30年ほどぶりになる。
なので今どんな所かの想像がつかず、懐かしいという思いもない。
当然、母方の親族の顔も知らない。
礼服をキャリーバッグに詰め、母と一緒に飛行機で沖縄に。
よく考えると、母が離婚してから、初めての母子の家族旅行だ。
沖縄についた。
10月も中ごろ、埼玉ではもうひんやりするほど秋めいてきたが、
沖縄はまだ、真夏な感じでした。
半袖で十分。
初日は読谷のホテルに行き、チェックイン後、
母の姉妹とサンエー大湾シティの「和風亭」で一緒に夕食を食べました。
車は母の姉妹の方にしてもらっていたので、オリオンビールに
泡盛「 幸鸛舞(こうのとりまい) 」を頂きました。
水割りで出てくるかと思ったら、日本酒のように徳利に入って、お猪口で飲むスタイル
ででてきたので、そのままストレートで。
きついが甘みがあり、不思議とさらっと飲める。
チェイサー(水)と交互に飲むとよい感じでした。家でも試したい。
さすが本場。泡盛の新たな飲み方を学びました。
ホテルで休み、翌朝、母の実家へ初七日の挨拶参りへ。
昔ながらの古い家並みが並んでおり、やはり、親族の顔が誰一人分からない。
向こうは赤ん坊のころの私を知っているみたいですが。
そして親族で集まり、死んだ親族に手を合わせ、仕出しを食べました。
仕出しは厚揚げにラフティー、魚のてんぷらなど沖縄料理でした。
その後、親族と語り合いました。「うちかび」(冥銭)の風習があることや家紋が存在しないこと(弓道の着物の紋入れのことを考えて尋ねました。)など。
その後、出産した親族の家へ挨拶に行きました。
そこで生まれた赤ん坊を抱かせてもらいました。
まだ、10キロのお米ほどの重さもないが、柔らかく温かい。
そういえば、もう私は41歳。結婚して子供を作っていてもおかしくない歳ですが、
いまだに結婚もしていなければ、子供もいない。私が結婚していたら父親になって、自分の子供を抱っこする。そんな日が来ていたのだな。
そう思うと感慨深くなってしまいました。
時間は昼過ぎになり、近くの「やちむんの里」へ。
泡盛が気に入っていたので、お猪口とカラカラ
(酒を入れる急須みたいな瓶で陶器の玉が入っており、鈴のように音が鳴ります。)
を購入しました。あと、コーヒーも飲むのでマグカップも。
そして、残波岬の灯台へ。
海も広がって、きれいでした。
夕食に沖縄そばを食べようと思いましたが、
沖縄そば屋が軒並み閉まっていました。
大体が昼の時間帯で閉店するようです。次観光へ来た際は要注意です。
仕方なく、大阪王将で沖縄そば(地域限定メニュー)を食べました。
普通の沖縄そばで、母からは味が薄いと不満が出ていました。
明日の昼にはちゃんとしたそば屋に行こうと思いました。
ホテルに帰り、泡盛で酒盛りをして、一日を終えました。
大分とはまた違った私のルーツを知ることができた旅になりました。