ただの容疑者送検なのに、ウジ虫のように群がるマスゴミ


そこまでして報道するほどのニュースだろうか・・・
こんなところに人数をかけるよりも、
ニュースを垂れ流す前に、最低限の取材をする人数を増やすべきではないだろうか?


一方、 愛川欽也 パックイン・ジャーナルでは、医師の守秘義務の是非について取り上げていた。

容疑者が整形手術を受けた可能性があると情報提供した医師は、守秘義務違反に問われる恐れがあるらしい。

であるとすれば、

通報すれば、『守秘義務違反』で犯罪者
通報しなければ、『犯人隠匿』で犯罪者

水島広子氏も
“今の法体系の中で、唯一医者にとって安全なのは、気がつかないという選択肢だけなので・・・”

通常の診察・治療でも、いつ「地雷疾患」にあたって犯罪者にされるかわからないのに、
患者が容疑者だと「気がついてしまったら」犯罪者って・・・

どこまでも医師を守らない国ですね。
<新型インフル>岐阜で3例目 ワクチン接種後死亡
11月16日20時51分配信 毎日新聞
 厚生労働省は16日、新型インフルエンザワクチンの接種を受けた岐阜県の70代男性が、心筋梗塞(こうそく)で死亡したと発表した。ワクチン接種後の死亡は3例目。男性には糖尿病などの基礎疾患があり、過去にも心筋梗塞を起こしたことがあった。主治医は「接種と死亡の因果関係は評価不能」と報告している。

 厚労省によると、男性は2日に入院先の医療機関でワクチンを接種し、夕食を挟んで約3時間半後に急死した。インフルエンザワクチンは副作用でショック状態になることがあるが、その場合は通常、接種後30分以内に症状が表れるという。主治医は当初、接種とは無関係と判断していたが、家族の指摘を受け厚労省に報告した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091116-00000110-mai-soci


マスコミはここまで無知なのだろうか?
それとも何かしらの意図を持って、情報操作をしているのだろうか?

たとえば、こんな報道するだろうか?
<パチンコ>○○で××例目 パチンコ後死亡

 警察庁は16日、パチンコをした○○県の70代男性が、交通事故で死亡したと発表した。パチンコ後の死亡は××例目。男性には交通違反の前歴があり、過去にも交通事故を起こしたことがあった。主治医は「パチンコと死亡の因果関係は評価不能」と報告している。

確かに、パチンコでの疲労が原因で事故を起こした可能性は、ゼロではない。
また、今後研究が進み「パチンコが脳に与える影響」のようなものが発見される可能性も、ゼロではない。
だからといって、
“パチンコが原因で死亡!”と思わせるような報道をするだろうか?

厚労省は、可能性がゼロでない限り、情報を集積し解析しなければならない。
しかし、それをいちいち報道する必要があるのだろうか?

そもそも、毎年季節性インフルエンザでも数千人の方が亡くなっているのに、
『新型インフルで死亡 ○×例目』
と、必要以上に恐怖心を煽る報道を続ける意味はあるのだろうか?
原作を読んだドラマや映画は、なるべく見ないようにしてきた。
多くの場合、イメージを台無しにされてしまうから・・・

しかし最近、いくつかの医療関係のドラマを見た。
中でもギネ 産婦人科の女たち
深刻な危機にある日本の産婦人科の現状をテーマに、過酷な状況下で奮闘する産科医の姿を描いている。
 キャッチコピーは「過酷な産婦人科の現状を いま描かなければ 手遅れになると思う」。

期待してはいけないと思いつつも、“マスコミも少しは・・・”と、淡い期待を持っていた。

しかし、なんじゃこりゃ~(*_*)

突っ込みどころは満載だが、1つだけ、

主人公が能面トンデモ医師になってる・・・

藤原紀香では、まともな演技が期待できないので、あの様なキャラ設定にしたのだろうか?

原作では、どこにでもいる産婦人科医師が、いつ巻き込まれてもおかしくない訴訟問題を取り上げていた(原因疾患は少々特殊だけど・・・)が、あれでは、この後起こる訴訟問題が、“トンデモ医師が起こした問題”になってしまうのでは?

そもそも、
『報道局』ですら、最低限の取材もせず無責任な情報を垂れ流してきたのに、
『制作局』が、まともな番組を作るわけなかった・・・

せめて、ドラマを見た人が医療問題に興味を持って、
原作を読んだり、ネットで調べたりしてくれることに期待したい。


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11月2日10時36分配信 毎日新聞
 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送と人権等権利に関する委員会がTBSの情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」に重大な放送倫理違反があったと勧告したのを受け、TBSは2日、同番組内で謝罪した。

 番組の中ほどで、まずアナウンサーが「関係者、視聴者の皆様におわびするとともに再発防止に全力を尽くしてまいります」と述べた。継いで司会のみのさんが「私のコメントの在り方にもご指摘をいただきました。真摯(しんし)に受け止め、今後の番組に臨んでまいりたいと思います」などと話した。

 同番組は昨年2月13日、男児の死亡事故で医師の責任の有無が問われた裁判の様子を伝えたが、医師が放送によって名誉を棄損されたと申し立てていた。【栗原俊雄】
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20091102k0000e040017000c.html



そもそも、明らかな意識障害もなく
死後CTを撮ってもわからず、
解剖して、やっと割り箸が見つかったような症例で、
医師の責任を問うこと自体がが間違い。

割りばし事件判決前に 1
割りばし事件判決前に 2

みのさんの無知も問題だが、

多くの一般市民に、「医師にも責任があるのでは?」との誤解を与えた
無知・無責任なマスコミ全体が一番の問題だと思う。

そもそも正確な情報が報道されていれば、
みのさんも、あの様なレベルの低い発言をしなかったと思うし、
一般市民に正確な情報が伝えられていれば、
BPOが問題にする前に世論が問題にしたと思う。

もちろん、過去にみのさんが繰り返してきた一般市民のミスリードを考えれば、
みのさんを擁護しようとは思わないが・・・