大人気の生活情報誌「Mart」の読者と
ともに、おもてなしや、くつろぎの時間に
ぴったりのポッキーを商品化しました。

http://pocky.jp/products/mart/orange.html

とのことで
ホワイト&ショコラとカスタード&オレンジ味があるのだそうです

おもてなしやくつろぎの時間というシーンを切り出して
「これ用です」をPRする戦略

Martというあるセグメントから圧倒的人気の高い雑誌とのコラボ
で生み出しています

これをみて思いだしたのが
缶コーヒーの朝専用ワンダ

これの手法を
雑誌とコラボして作り上げたこの商品

思ったより結構売れるんだろうなあと直感では思いますが
ちょっとまじめに背景を調べますと

①紅茶市場については輸入量・金額とも上向きで家庭用紅茶が伸びている

紅茶輸入量大幅アップ 過去最高レベルへ
2010年1月~10月の紅茶輸入量前年対比114%、金額117%と大幅な増加。2006年以降右肩上がり

春先の低気温、景気低迷による内食化傾向で、全般は家庭用が牽
清涼飲料全体が低迷する中、紅茶飲料は新商品やリニューアル商品の積極的な投入により、
二桁増と大幅な伸び。(初の2万トンの大台が見えてきた)

インスタントティー大幅伸長、カテゴリーシェア30%超え
近年伸張著しいインスタントティーは他カテゴリーメーカーの参入も有り、
市場が活性化、容器形態も多様化。
特に人気の高いミルクティーに需要が集中し、
カロリーハーフタイプやフレーバーを加えたもの等アイテムも拡大。
10年にはカテゴリーシェア30%超え、マーケットサイズ100億円超えか。

ティーバッグも内食化等で堅調推移
家庭用紅茶は春先涼しい日が多く好調。
7月~9月は記録的な猛暑及び残暑で苦戦するも、ティーバッグは10月迄で102.5%(数量)
と内食化傾向もあり、増加。

http://www.tea-a.gr.jp/news/index.html
(日本紅茶協会)

ただしあいも変わらずコーヒー市場の10分の1もないと思います(仮説)

②競合と一口にいってもこのカテゴリーには様々な競合がいます
お菓子の購入シーンで考えると、
コンビニ・スーパーが自分用・子供用(遊びに来た他家の子含む) 
デパートや専門店がお土産・来客・そして自分へのご褒美
こんな感じの中で、やはりコンビニの力が強い。
しかもコンビニは生菓子に力を入れてきており、自社製品ポッキーの従来の自分用・子供用
としての位置づけでは競合化してしまっており脅威


2009年のデータなので、確証はないうえで
http://www.garbagenews.net/archives/1345358.html
さらに自分自身がほぼお菓子を食べないので実感もなく大変恐縮な仮説ですが。。。

①,②をまとめると
紅茶という市場の伸びが自宅洋を中心として伸びてきていて魅力的。

そのうえで
おそらく製菓市場の中でもあまりに多様化した個人個人のニーズに対応するのに苦戦しているけど
不況(と言われている最近)で もしかしたらデパートとかでのお菓子購入はすくなくなってるのではないかと。そのうえでデパートで買うときはお土産か来客時だと。
自分用のものはおそらくコンビニで買っている(生菓子売れ行き好調より仮説)
では 来客時のお菓子としての需要はチャンスかもと

よって魅力的な紅茶の伸びを生かして 来客時の需要へのポジションチェンジを図るべく
出てきたのがこの商品なのかなと

自宅にお客さんを招く機会の多い人たちってどこにいるんだろうと
考えてみた結果
Martの読者ってそういうイメージだなあと

そこから出てきたのかなあと思いました


紅茶市場が114%伸びていて全体の30%の100億円が自宅用
この傾向をねらったこの商品

①でも書きましたが
コーヒーに比べると圧倒的に低い売り上げの紅茶です

なので大爆発するのかは疑問ですが
堅実に中くらいのヒットはしそうです

紅茶に合いそうな味であるならば。

さてこの後どうなるのか
とても楽しみに
そっと眺めています


三十六計逃ぐるにしかず

の三十六計より 第六計 声東撃西(せいとうげきせい) です

読んで字の如く
東で声を挙げておいて
西を攻撃する戦法

日本でいえば川中島の合戦で
武田軍の軍師山本勘助が用いたキツツキ戦法に近いです
(ただこの時は武田軍は上杉軍に明らかに勝っている状態ではありませんが)

陽動作戦ではありますが
こちらが有利な状況であればあるほど
相手への効き目があるこの方法

なぜなら
武田軍がそうだったように
あまり差がない状態で行うと

東か西かのどちらか一方に全軍を投入されると
逃げられるか こちらが奇襲を受けるか
のどちらかになります

孫子の兵法にあるように
敵の二倍の兵力があれば
二つの部隊に分けて挟み撃ちする

この声東撃西も
どちらかというと二部隊作っておき
片方は(東側)相手の攻撃を抑えて逃がさない部隊
もう片方(西側)が機動部隊で回り込んで挟み撃ちするための部隊

この二隊で包囲して殲滅する
そういうことでしょう
(なので勝戦の計にある)

翻ってみるに
ビジネス上ではどうか

これは
既存商品・既存市場,新規商品・既存市場,既存商品・新規市場,新規商品・新規市場
と四つの状況に分けた際に

既存商品・既存市場とそれ以外の両者を分けて
それぞれの観点で競合に勝つことで生き残る作戦です

ちなみに
新規市場と簡単に書きますが
B to Cでも販路開拓が厳しい昨今
B to Bではそれこそ血のにじむような努力が必要です

ですので既存市場に合わせて新規商品を開発し投入していくのが
まず第一歩ですが正直どこも同じようなことは思いつく

自分のほうが有利な立場にいれば居るほど
他社と同じようなことは後追いですぐにできてしまうと考えられるので
できる限り他社がやりたくてもできないことを探して突き進むのが
正解なのかもしれません

業界の流れに沿っているように見せかけて(声東)
業界のパラダイムシフトを狙う(撃西)

そんな作戦です

次回はコラム的に事例入れます

三十六計逃ぐるにしかず


の三十六計より 第五計 趁火打劫(ちんかだきょう) です


火につけこんで打劫す


ようは火事場泥棒です


一計から六計までは勝戦の計 すなわち自分のほうが強い立場である時の計

であることを思い出してください


相手より強い立場であれば

相手が自滅する もしくは隙を見せるのを待ち

それにつけこんで一気に叩く


そういう計です


逆にいえば

弱い立場にいるなら

一枚岩になり絶対に弱みを見せてはいけない


そんな戒めにもなります


翻ってみるに

自分の強い市場で闘っているにもかかわらず

相手の弱みにつけこまず

正々堂々と 価格勝負などを行う必要はないですよ


そういうことです


相手の品質なり サービスなり 失点を見つけて

もしくは中途半端に大きくなって小回りが利かなくなるのを待って

そのすきに一気に叩けばよい


そう教えてくれます

三十六計逃ぐるにしかず


の三十六計より 第四計 以逸待労(いいつたいろう) です


元は孫氏の兵法に記載があります


逸は安楽な状態。 労は大変な状態。


自分は楽な状況で 困難な状況の相手と戦えば

労なくして勝てる


そんな意味になります


これは

コミュニケーション全般にも言えます

交渉事(仕事の大半は交渉事かもしれません)の際に心しておくべきです


焦れば焦るだけ不利になります


主導権を握ったほうが有利になります


当たり前のようですが

いざとなるとなかなかできません


結果として最低限ここまで出来ればよいと思っていたことまでしかできない


こんな経験ありませんでしょうか?


僕には良くあります


なので

焦らず

余計なプレッシャーを勝手に自分に掛けず


プレゼンだろうが依頼事だろうが交渉事であろうが

なるべく自然体で臨む

そんな風に心がけようとしています


翻ってみるに

しっかり準備(下調べ)して

その上でその準備にこだわらずに自然体で臨むことで

自分を逸にできるのではないでしょうか


準備したことにとらわれると

そこにこだわりすぎることにより

逸の状態を作り出せすために行った準備が

いつの間にか自分を縛り

労の状態に入る


そんな気がします


たった四文字の漢字の並びですが

この計を用いるために必要な心構えは

自然体という

もっとも難しいことの一つにあげられる

心理状態なのだと思います



三十六計逃ぐるにしかず


の三十六計より 第三計 借刀殺人の計


刀を借りて人を殺す


自分の手を汚さず 他人にやらせるという計


営業でいえば

他のメーカーに自社の製品を営業してもらうようにする


研究でいえば

他社の研究成果を特許・ライセンスに縛られないような形で

アイデアのきっかけにする


製造でいえば

自動的に歩留りがよくなる改善案を

自社工場の見学を他社にしてもらい

指摘を受ける


マーケティングでいえば

他社に顧客啓もう活動をしてもらい

いつの間にか自社製品の市場を広げてもらう


人事でいえば

社員同士が周りに目を配り評価しあう

自分たち同士で自主的に勉強会を開き能力開発をする

ようにする


たとえばこんな感じでしょうか


ヒトは自分がしたいことをしたいようにする

そんな前提に立てば

この計もうまくいくのかもしれません