昨日の夜中、畳の上で横になっていると足元に何か触れるものを感じた。
ふと気になり目をむけると奴がいた。
そうどこの家庭にも必ず見かけたら忌み嫌われるG(奴)だ。
俺は奴が行動する前にティシュを6枚静かに抜いた。まだ奴には気づかれていない。
そして、奴が逃げる前に後方から攻め、捕獲に成功した。
ベランダ側の窓にはカーテンとゴミ箱がある、その間で奴は潜み息を殺していた所を捕獲したのだ。
しかし、捕獲した場所が悪かった。
俺は、そっとゴミ箱をどかした。まだ奴に動きはない。
次にカーテンを少しずつ抜いたその時であった。
俺は致命的なミスを犯していた。
その時奴は、俺がカーテンを抜くと同時に前進して脱出を試みていたのだ。
後方から攻めたばかりに俺は奴をティシュで捕獲できていると思いあがっていた。
奴は、俺がカーテンを抜いた瞬間に前進して脱出に成功し、難を逃れた。
俺は奴を必死に眼で追ったがもう奴の姿は見失ってしまった。
俺は叫んだ。ちくしょーと。
俺は気を沈める為に風呂に入ることにした。そして、風呂上がりにコンビニに行き立ち読みをして落ち着いてから部屋に戻った。
その夜は忘れて寝ることにした。
朝になり捕獲した場所に眼をやると奴の足が1本残されていた。奴はまだ潜んでいる。その現実を突き付けられたのだ。
奴はまだどこかで息を殺している。
奴との戦いはまだ序章に過ぎない。
今日もまた夜が来る。
奴との戦いはいつまで続くのだろう。
俺は奴に絶対に勝つ。
