左ハンドルは好きだ。

今でこそ、ハーレーに乗っているが、
昔は車の運転が本当に大好きだった。

2002年から2007年までは、僕は中古で買った、
左ハンドルの古いボルボのワゴン(850ターボ)に乗っていた。

1台目の古い黒いボルボは、ベージュのレザーシートに木目のハンドルで
とても気に入っていたが、納車間もなく、ターボのチャージャーが壊れてしまい手放した。

2台目は、同じ850ワゴンで色違いのシルバーでブラックのレザーシートだった。
このシルバーのボルボは、古いが良く走ってくれた。
スノーボードが好きだった僕は、このワゴンに板を積み込み、
よく冬山へ遊びにいったし、
夏は、キャンプ道具を車に詰め込み、山へでかけた。
しかし、最後は、ラジエターに亀裂がはいり、真っ白な煙(水蒸気)を噴出しだし
ご臨終となった。
(修理に高額が必要となり、泣く泣く廃車にした。)


そんな過去もあり、僕は左ハンドルに愛着があった。

スーツケースをトランクに乗せ、
シートとミラーの位置を調整してイグニッションキーをまわす。
思った以上に、ジェントルなエンジン音だ。

大型SUVとはいえ、最近の車はこんなものなのだろう。

暖房のききはよい。
社内がまもなく暖かくなる。

車を発進させ、宿泊ホテルである
ヒルトン バーリントンへ車を走らせる。

場所とホテルへの道は、なんとなく覚えていた。