飛行機に乗り込む。
携帯と、iphoneの電源を落とす。

ここで、時計を現地時刻に合わせる。
日本と、米国東海岸の時差は14時間。


時計は、愛用のエクスプローラー2。
これは、洞窟探検者用に開発された時計で、
普通の長針、短針のほかに、別の時間を指すことができる24時間針、
いわゆるGMT針を備えている。

昼夜の区別がつかず、時間の感覚を失う
真っ暗な閉ざされた洞窟では、正しく時間を把握するために
24時間針が必須なわけだ。

もともとは、洞窟探検用に装備されている、この24時間針を、
うまく利用することで、日本とは別の世界都市の時間を
表示することができるGMT針として設定することができる。

ちなみにGMTというのは、Greenwich mean timeの略。
グリニッジ標準時のことだ。
世界各国の標準時に、GMT針を合わせれば、
日本の時刻と、設定した世界の都市の時間が瞬時にわかる。

今のデジタル時計では、この機能は珍しくないが、
アナログ時計での二都市時間表示は、視覚的に極めて
見やすく、分りやすい。

海外出張でいつも辛いのは、「ジェットラグ」
いわゆる、「時差ぼけ」というやつだ。

いつもフライト中にで、時差をあわせるために
睡眠時間を調整するのだが、ワシントンまでのフライト時間は約13時間。
狭いエコノミーシートでは、なかなかぐっすり眠って調整という
わけにもいかなかった。