荷物を預け、朝飯へ。
日本を離れる前は、和食を食べることが多い。

「えん」というお店で、ささっとお茶漬けを食べ、
出国手続きへ。

$32才 東京で働く商社マンのブログ

持ち込みができないミネラルウォーターを飲み干し、
インスペクションへ進む。
コート、ジャケットを脱ぎ、TUMIのバッグから
PCとiPadをとりだし、ゲートをくぐる。

「ピー」っと金属探知機がなる。
原因は、時計、ベルト、靴のいずれかが考えられるが
だいたいは靴の場合がほとんどだ。

ビジネス用のベルトの小さなバックルや、
ステンレス製の腕時計には、なかなか反応しない。
この状態で、鳴る場合は、ほぼ100%靴が原因だった。

バーリントンで雪が深いことを想定して、
暖かいトムブラウンのグレーのコーデュロイパンツに
ビジネスカジュアルにもマッチする、レッドウイングの
ベックマンというセミドレスのレザーブーツを履いてた。

革靴やレザーブーツには、靴の裏に、シャンクと呼ばれる
背骨のような役割をする板がはいっている。
このシャンクは、木や竹などが使われている場合もあるが、
ブーツのようなものは、ほとんどの場合がスチールのシャンクが使われている。

およそ、想像はついていたが、やはり靴が原因だった。

インスペクションを抜け、イミグレーションへ。
空いていた。

丁度、昨年の2月に10年パスポートを更新したばかりだったので
まだピカピカなパスポート。
42歳になって、このパスポートのマヌケな顔写真を見たら
どう思うんだろうなんて、とりとめのないことを考える。

イミグレで写真撮影をしている旅行者が注意されていた。
写真禁止なのは、密入国される際の参考資料とされるのを防ぐためだろう。

イミグレを抜け、立ち並ぶ免税店を抜け、
カフェへ。
出発までは、あと50分ほどある。

カフェの窓越しに、
今、まさに力強く離陸していく飛行機を
目で追いかけた。