中国の交通事情はひどいものがある。

この写真は大連で撮影したものだが、
こういう過積載のトラックや
ナンバーのないクルマが
普通に走っている。

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道を逆走してくるバイクや
自動車もある。


上海はまだずっとマシだと思った。


商社マンの駐在員や、
出張者の殉職の原因のほとんどは、
交通事故死である。


僕も2006年に中国出張中、
シンセンで、取引先の祝賀会が開催された
ホテルから、自分のホテルに帰る途中に
交通事故にあっている。

乗っていたタクシーが、
交差点で急ブレーキをかけ
後ろから追突された。


今はもうすっかり回復したが、
日本に帰国して、しばらく
病院に通っていた。


あのとき、追突された場所が
あと50センチずれていたら、
死んでいてもおかしくなかった。


今でも事故の記憶は鮮明に覚えている。



運命は、
不思議なものだと思う。


僕は事故にあう瞬間まで
タクシーの後部座席で
結婚を控えた彼女とメールをしていた。


そして、事故にあった。


あのとき、もし死んでいたら
どうだったんだろう。



いや、、
別に何もかわっていないのかも
しれないな。


別れた妻は、僕と結婚することもなく
もっと幸せにしてくれる男性と
結ばれることができていたかもしれない。

彼女にとっては、結果だけを見ると
その方がよかったのかもしれない。






いずれにしろ、あの日以来、

何かの糸がきれてしまったように、
もう、
世界にあまり怖いものは
なくなってしまった。



人生なんて、いつ終わっても
おかしくない。


そう思って今を生きている。



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