女性のパーツのどこに魅力を
感じるかという話になったことがある。

ひととおり、代表的なパーツが
出揃ってきたところで
僕は、「唇」といってみた。



女性の唇からこぼれる言葉ひとつに
僕たちは奮い立たされ、落胆し、


そのやわらかな感触と、繊細な吐息は
男を「守りたい」という衝動にかりたて、


なめらかに体を這う、唇は
ときとして、男を狂わす。