一生モノシリーズ、第二段です。

 

紹介したいものはたくさんあるのですが、

第二回目にチョイスしたのは

IWC Mark18です。

 

 

 

これはとても思い入れのある時計だったこともあるのですが

数年前に断捨離をした際に、時計も本当に自分にとって一番必要な

一本に絞ろうと思いました。

1981年製のビンテージのROLEXのシードウェラー、M番のエクスプローラー2、

OMEGAのシーマスター、1st スピードマスターの復刻、

全て手放して今、手元にあるのがこのIWC Mark18です。

 

飛行機乗りに長年、時計を提供してきたIWCらしい

視認性のよい「計器」然とした潔いデザイン。

アメリカのサンディエゴに出張した際に

軍艦に乗る機会があったのですが、そこで使われていた

本物の計器のデザインはまさに、Mark18の盤面そのものでした。

本当に時間が見やすい。

 

飽きのこない無骨でシンプルなデザイン。

プライベートでも、ビジネスでも

シーンを選ばない汎用性は、すごいと思います。

 

 

 

 

 

 

あと、メタルブレス、レザーベルトを装着した時、

全く違う時計に見えるのも好きなポイントです。

ちなみに当時Mark18のベルトは、何とサントーニ製でした。

これが、使い続けると茶芯が出てくるのですが、

めちゃくちゃカッコいいのです。

 

 

 

 

しかし、この茶芯は賛否両論あったようで、その後

廃盤になり、黒芯のベルトに変わった経緯があります。

IWCブティックに、このサントーニ製のベルトを廃盤前に

駆け込みで買いに行ったのが懐かしいです。

 

 

 

 

IWC自体がシャフハウゼンのメーカーなので

どちらかというとドイツ語圏でもあり、他のスイスメーカーと

異なりドイツの質実剛健なデザインです。

それもあって、自分な中ではライカとの相性がとても

よい気がしています。

この時計をして握ったライカは、なぜか「カッコいい」が1割増しなのです。笑

 

 

あと、僕はバイクに乗るときに、

このMark18の視認性の良さには本当に助けられていました。

ハンドルを握った状態で、腕がある程度距離のあるポジションでも

ゴーグル越しに時間が見易いというのは、

バイク乗りにとっては大事なポイントです。

 

特に僕のようにリジッドショベルに乗っていて、かなり振動の大きい状態で、

時間を見るという所作は、振動の大きな戦闘機の中で操縦桿をにぎった

戦闘機乗りが時間を見る状態に近いと思っています。

 

機械式時計は、微振動を与え続けると良くないと

言われることもありますが、

僕はバイクで使い続けてきましたが、全く壊れることもなく

異常が出ることもありませんでした。

Markシリーズの堅牢性は流石だと思います。

 

今の現行品はMark20となっていますが、

見た目はほとんど変わってません。

違いに気づかない人がほとんどだと思います。

でも、僕は日付がブラックアウトされているMark18が

断然好きだったりします。

 

Mark18はムーブメントはETA社ベースなのですが

IWC内の技術水準によって調整されておりかなり正確です。

Mark20の純正ムーブメントも正直いいなとは思うのですが

他社ムーブメントをカスタムして使う姿勢も本来のIWCっぽい

玄人感があって僕にとっては萌えポイントなのです。

Mark12のムーブメントなんて、ジャガー・ルクルト製ですからね。

 

もう新品で手に入れるのは難しいMark18ですが

ユーズドではまだ手に入るので気になる方は、手にとってみられるのも

よいかもしれません。

 

さ、いろいろ語り尽くせないMark18ですが、

夜も更けて参りましたので、そろそろ寝ることにします。

おやすみなさい。

 

Char