あのこは貴族
山内マリコ
東京生まれの箱入り娘・華子は、結婚を焦ってお見合いを重ね、ついにハンサムな弁護士「青木幸一郎」と出会う。一方、地方生まれの上京組・美紀は、猛勉強の末に慶應大学に入るも金欠で中退。現在はIT企業に勤めながら、腐れ縁の「幸一郎」との関係に悩み中。境遇の全く違う二人が、やがて同じ男をきっかけに巡り会い―。“上流階級”を舞台に、アラサー女子たちの葛藤と解放を描く傑作長編。
あのこは貴族
山内マリコ
東京生まれの箱入り娘・華子は、結婚を焦ってお見合いを重ね、ついにハンサムな弁護士「青木幸一郎」と出会う。一方、地方生まれの上京組・美紀は、猛勉強の末に慶應大学に入るも金欠で中退。現在はIT企業に勤めながら、腐れ縁の「幸一郎」との関係に悩み中。境遇の全く違う二人が、やがて同じ男をきっかけに巡り会い―。“上流階級”を舞台に、アラサー女子たちの葛藤と解放を描く傑作長編。
ひと
小野寺史宣
たった一人になった。でも、ひとりきりじゃなかった。
両親を亡くし、大学をやめた二十歳の秋。
見えなくなった未来に光が射したのは、
コロッケを一個、譲った時だった――。
激しく胸を打つ、青さ弾ける傑作青春小説!
母の故郷の鳥取で店を開くも失敗、交通事故死した調理師の父。女手ひとつ、学食で働きながら一人っ子の
僕を東京の大学に進ませてくれた母。――その母が急死した。柏木聖輔は二十歳の秋、たった一人になった。
全財産は百五十万円、奨学金を返せる自信はなく、大学は中退。仕事を探さなければと思いつつ、動き出せ
ない日々が続いた。そんなある日の午後、空腹に負けて吸い寄せられた商店街の総菜屋で、買おうとしていた
最後に残った五十円コロッケを見知らぬお婆さんに譲った。それが運命を変えるとも知らずに……。
そんな君を見ている人が、きっといる――。
あんの夢
柴田よしき
安政の大地震から一年も経たず、颶風の高波に品川の街は呑みこまれてしまった。
品川宿の宿屋「紅屋」も、かろうじて建ってはいたが、一階はすべて水に浸かり、
二階は強風で屋根も壁も壊れて使い物にならなかった……。
紅屋は建て替えのため二ヶ月の休業が決まり、
その間、やすは政さんの親戚であるおくまさんから紹介された深川の煮売屋へ、年内いっぱい料理修業にでることに──。
大好評「お勝手のあん」シリーズ、待望の第五弾!
あんのまごころ
柴田よしき
品川宿の宿屋「紅屋」では、おやすが見習いから、台所付きの女中として正式に雇われることとなり、
わずかばかりだがお給金ももらえるようになった。
最近は煮物も教えてもらえるようになり、また「十草屋」に嫁いだ仲良しのお小夜さまが、
みずから料理して旦那さまに食べてもらえる献立など、毎日料理のことを考えている。
そんななか、おしげさんからおちよの腹にやや子がいることを聞いていたおやすは、日に日に元気がなくなっていくおちよの本音に気づきはじめて──。
大好評「お勝手のあん」シリーズ、待望の第四弾!
あんの青春
若葉の季
柴田よしき
昨年の大地震が残した爪痕も、ようやく幾らか薄れてきたように思えた頃。
品川宿の宿屋「紅屋」では、おやすが見習いから、
台所付きの女中として正式に雇われることとなり、わずかばかりだが給金ももらえることになった。
「百足屋」のお嬢さま・お小夜が嫁ぎ、おあつから別れの手紙を受け取るなど、
寂しくもなるおやすだが、心配していた勘平の消息を聞き、
「むら咲」の女料理人・おみねから出された謎も考えながら、充実した日々を送っていく──。
時代小説版「赤毛のアン」、大好評シリーズ第三弾。