癌になってから2年経ちます。
打ち明けたのは会社関係者、親族。
私にはもはやそれしか人間関係がない。
エホバの証人を辞めてからというもの
友人,知人は圧倒的に少なくなって
その時は相当落ち込んだけど、
それから10年以上経つ今、
癌と診断されてからは
友達少なくてめっちゃ気楽や〜ん![]()
って思うようになりました。
もしもエホバの証人をやってたら
色々と心配してくれたり、気遣ってくれる有り難みもあったと思うけど、
こんな癌なんて病気が知れ渡ると、
面倒臭い関わりが沢山あったやろうなぁ![]()
って想像してしまう
JW辞めて
今はなんだか鬱蒼とした部屋を断捨離してスッキリしたような気分。
エホバの証人特有の複雑かつ多様過ぎる人間関係から逃れられた後に癌になって
ホンマに良かった、
ってしみーじみ思います。
ところで
癌になってから掛けられた言葉。
なんですけど、
私も健康だった頃は病気になった人には言葉選びってすごく気を遣いましたが、
自分が癌という大病に見舞われてから
気を遣われる側になると
そんな神経質なこともなく、
大抵どんな慰めも励ましも
私は心から嬉しく、ありがたく、感謝で一杯な気持ちになりました。
少し前にサンジャポという番組で
乳癌を公表された梅宮アンナさんがインタビューされて
「頑張って。」
「大丈夫。」
という言葉を掛けられても嬉しくなかった、
んー、そんな事言われてもー!、って思った、
みたいな事を仰っていました。
こればかりはねー、
やっぱり人によるかな〜。
私は全然そんな風には感じなくて。
特に手術前なんかは
「大丈夫だよ。」
って言って貰えると、とても安心出来ました。
同じ病室のおばさんは
私が手術なんて初めてだ、って言うと
「私はここの病院で何回も手術をした。脳梗塞の手術でも股関節の手術でも全身麻酔だったけど、寝てる間に終わるからね。ここの病院の麻酔は優秀よ。何にも怖くない。大丈夫よ。怖がらなくていいのよ。」
2022年はまだコロナ禍で
二人部屋のカーテンには完全な仕切りがあり
一度も顔を見れなかった隣にいる私に一生懸命、励ましてくれて
「大丈夫よ」
と言ってくれたこのおばさんには
本当に心から感謝しました。
それに親族や同僚たちから
「頑張って!」
という言葉を貰ってどれほど励まされた事か。
TC療法の抗がん剤2クール目を迎える頃にはすっかり頭髪は無くなり、ツルっぱげ。
まつ毛も眉毛も殆ど消えて。
体重も10㌔減少して目が窪み、目の下のクマもひどい。脱力して口も半開き。
もう以前の私の姿はどこにもなくなった。
鏡を見ると自分でも自分が怖い。
「あんたさん、誰?」
「リアルなゾンビやん、え? 私かい!」
とかふざけて一人語りとかしてみても
あまりの変わりように
あまりの悲惨な容姿に
自分を自分で可哀想だと思ってしまうこんな感情は初めてで
涙が溢れてしまう。
私、ちゃんと回復出来るんかな、、、、
ちゃんと元に戻るんかな、、、、、
心臓がドキドキするほど不安に襲われる。
そんな時、
親族や同僚が
「頑張って!」
「頑張れ!」
「待ってるからね!」
と送ってくれるLINEの文字を見ると
もう、
ボロボロ涙が溢れて止まらない。
その言葉たちに心の中で何度も
ありがとう、ありがとう、って唱えながら
何度咽び泣いたことか。
会社の上司は復帰できるかを気にかけてくれて、
毎月、体調の良い日を確認して連絡をくれて。
ウィッグ生活にも慣れて来たので
私が
「もう髪の毛はすっかり無くなってウィッグなんです。ハゲってね、楽チンですよ。フフフー!」
って明るく話したのに、
「え、そうですか、そうなんですか、、。」
と言葉を失い、どうしたのかこちらが戸惑うくらい
電話越しで泣いてくれました。
言葉なんかなくても
とても有り難く、人の心の温かさに触れて
勿体無いくらいの贈り物をくれたような気持ちになりました。
私は
エホバの証人を辞めて
沢山の友人を失ったことがとても悲しかったけど、
癌になって
そんな事はもう完全にどうでもよくなりました。
知り合いや友人が沢山いる事が幸せのような気がしていましたが、
今は
真の愛情を抱いてくれている親族と
復帰を望んで励ましてくれた仕事の関係者。
数は少なくとも
こういう出会いがあっただけで
私は恵まれた人生なんだと。
そう思っています。
でもね、すいません、
タイトルにもある通り
もう、それ、何回も言わんといてよ、って言葉があるんです。
言うのは夫と母。
何かというと、
「なんであんたが癌になったんやろう・・・。」
って言葉です。
なぜ辛いかって
そんなの、自分でも何回も何十回も考えました。
何で私が癌になったん?
何が原因なん?
何で私が?
何が悪かったん?
頭の中で何回も同じ事考えましたよ。
でもね、そんなん、
知るか〜!
分かるわけないわ〜!
でしょ?
ウイルスなどが特定されてる癌もあるけど、
殆どの癌は原因なんてハッキリ分からないんです。
卵巣癌もしかり。
それなのに
母なんて電話する度、会う度に、
「何であんたが癌なんかになったんやろ、
何でこんな事になったんやろ、、」
って何回も言う。
もうイラー!
!
夫も最初の2ヶ月くらいはずーっと、
「何で癌になったんやろう・・。」
って言い続けてました。
いや、、、、
うん、
分かってるんです。
別に本気でアンサーチェックしている訳ではない。
嘆いてるだけ。2人とも心底嘆いてくれているんです。
人間ってあまりに嘆かわしいと言葉が疑問系になるんですよ。
どうしてこんな事になったの
何でこんな目に遭うの
どうしたらいいの
ってな風に。
夫も母も嘆いてるから
思わず発してしまう言葉だと
分かっていても
それでも私はイライラしてしまいました。
あくまで私の場合です。
そして後にも先にもイライラしたのはこの言葉だけで
本当にその他の言葉はどれも
力になりました。
詰まるところ、
その人と良い関係があるならそんなに神経質にならなくても
心からの励ましの言葉は嬉しいのではないかと思います。
このブログでも励ましてくれる方々がいる事に
本当に心から感謝申し上げます。