横浜に、日本庭園の三溪園が有りました。
白川郷の建物をこの園内に移築してあり、興味深く、中も見ることが出来ました。

アメリカの方とご一緒に行って来ましたので。英語の案内や、係の方の説明を英語に訳して伝えながら見てみると。。
漠然と描いていた白川郷のイメージが少し違って見えた様に思いました。

この大きな建物は、それ自体が絹糸の為の繭を育てて、生糸を作る、生産工場の様な建物だった様です。
家族と、糸を紡ぐ労働者とが、この大きな家に20 人程で住んでいたそうです。
最上階で蚕を飼って、繭を作り、2階が繭から絹の糸を紡ぐ、生産と紡績工場がひとつになった建物という説明でした。
囲炉裏の熱を効率的に使った方法で家の防水や暖房もしていた様です。

当時、絹糸の生産は富が有り、この様な大きな建物も建てる事が出来。
奥の家主の部屋は当時としては、高価な書院造りの形式で作られていたそうです。

山奥の、古い雪の深いところに有る集落と思っていたのですが。
この様な、絹糸の生産工場の様な建物だった様です。

写真は2023年の4月。
桜が散って、八重の桜が咲いていた季節に訪れました。
横浜港に入港しているクルーズ船の海外のお客様も、見に来ていらっしゃいました。