「リリ、アンタ何食べたい?」
「そうねぇ・・・クラムチャウダーかしら」
「くっ・・・クラムチャウダー!?」
なんであたしにそんな高度な料理を要求するん!?
「もしかして、作れないの、飛鳥?」
「ちょ・・・あたしだって、料理くらいはできるっちゅーに!!」
何でこんなことになったかっていうとな。
ちょうど2日前のことや。
学校でリリと話してた時。
どっちがカワイイ、って話になったんや。
もちろん、ここは日本だし、あたしの方がウケる、思ってたんけど・・・。
このクラスの男子ってやつは、どうも人を見る目がないな。
20人中、18人がリリに一票やって~!!??
「やっぱ、あたしの方がかわいい、そう認めなさい、飛鳥」
「絶対ウチは認めへんからなっ!」
負けたからっていう理由で、こんな羽目になったんや!!
(くっそぉ~・・・戦ってたら絶対勝ってたのに!)
あー、むなくそ悪いわ~!!
・・・っていうか。
クラムチャウダー、どうやって作るん???
にんじんはこうやって切るんかなぁ~・・・。
いって!指切ったし~!!
あれ?鍋にバターひくのか・・・?
うっわ!何か煙がめっちゃあがってるや~ん!
・・・2時間後。
「・・・お待たせ。はい、ウチの特製クラムチャウダー!!」
「・・・ずいぶん茶色いクラムチャウダーね。もっと白いのよ、この料理」
「うっ・・・うるさい!!「特製」やから、色はちょっと変わってるんや!」
「そう?じゃ、遠慮なく・・・召し上がるわ」
ずいぶん失敗したからなぁ~・・・。でも、大丈夫や!気合気合!
「・・・なんか、焦げた味しかしないわよ?」
「げ・・・そ、それは「特製」やから・・・」
「あなたって、顔も料理もかわいくないのね~、か・わ・い・そ♪」
「キーッ!!もう我慢ならんわ!今度は拳で勝負や!」
「望むところよ!」
これなら負けへんぞ!覚悟しいや!!!
~あとがき~
飛鳥×リリのカプ。
この二人、仲がいいんだか悪いんだか。
飛鳥って実際は、料理うまそうですよね・・・。
むしろリリの方が、って感じか(笑)
何か、こういうシーンがあってもいいんじゃないかなぁ・・・。