父が病気になって痴呆もあるとわかってから実家まで行く事が増えた。
時間を作って帰るようにしている。
実家の用を済ませて 帰路につき電車を降りると
大好きな喫茶店があるんだ。
ガラスばりの建物からさっき利用した路線の電車が見えている。
木々が植栽されていて広々とした空間に、知らない音楽がなんだか気持ちに染み込んでくる。
ここの明太子パスタを食べるのを 毎度「本日のゴール」としている。
今日は母が愚痴を言っていた。
母が言うには 父は暴言や暴力があり、高齢になった今面倒を看る事になってしまった。と。
ほんとうやね。
ほんとうやね。
頷きながら私の将来をみているようにも感じていた。
父が介護施設へ入れば母ももう少し楽になるのに。
父は自宅を大切に思って離れようとしない。
大切にするのは 母のお世話いただいた行いなんだけどな。
思い出に辛いことが多くあるのは何でかな。
また明太子パスタを食べながら
考えている。

