生はつねに、つねに、連続したものだ。それは最後の目的地に向かって進んで行くのではない。
巡礼そのもの、旅そのものが生なのだ。どこかの地点に行き着こうとしているのではなく、ゴールはなく——ただ踊りながら、巡礼の内にあって、どんな目的地も気にせずに楽しく進んで行く——。
目的地にたどり着いたところで、あなたはなにをしようというのかね?
これまで誰もこんなことをたずねた者はいない。誰もが生に目的地を設けようとしているからだ。
だが、それが暗に意味するのは……。
もし、あなたがほんとうに生の目的地に着いたとしても、そのあとは?
あなたはとても困ってしまうだろう。
どこにも行くところがない……あなたは最後の目的地に着いてしまったのだ——しかも、その旅の途中で、
あらゆるものを失ってしまった。だから、あなたは最後の目的地に丸裸で立ち、
まるで馬鹿のようにあらゆるところを見回すことになる。いったいなんだったのだ、と。
あなたは必死になって急いでいたし、次々と心労が絶えなかった。
それなのに、その結果がこれなのだ。
Osho Rinzai: Master of the Irrational Chapter 7

