前回の続きです。
黄変したレンズをある程度分解してUVライトで紫外線を照射し続けました。
結局4日間照射し続けました。
最初は2日の予定だったのですが右上のユニットだけ黄変の抜けが悪く
もう1日追加しようと思ったのですが念のため2日追加しました。
こちらが黄変の抜けたレンズです。
こちらが紫外線照射前のレンズ。
画像では認識するのが難しいかもしれませんが明らかに黄変が無くなています。
組み上がりましたので再び比較してみます。
こちらが紫外線照射前です。
黄色いですね。
そしてこちらが紫外線照射4日後。
明らかに黄色味が抜けています。
ネイルアートやレジン硬化の為に使われるUV(紫外線)ライトって、
通常使用の場合の照射時間は数分程度なんですね。
それを4日間もぶっ続けで照射するわけですからUVライトにはとてつもない負担がかかるようで蛍光管(UV蛍光灯)すぐ切れてしまい今回も2本切れてしまいました。
熱も発生するためレンズがほっかりと温かくなります。
更には本体のプラスチックの劣化も早まるようで今回の使用でバラバラに砕けてしまいました。
そのため新しくLEDのUVライトを購入しようとしたのですが殆どのモデルがタイマー付きで長時間の連続照射はできないようでした。LEDで長時間使用すると発熱の心配があるためでしょうか。
仕方がないので蛍光管式の前回と全く同じ機種を再び購入しました。
つまりこの様な使い方は非常識だということでしょうね。
今回黄変を抜くのに4日もかかったわけですからレンズを分解せずに直射日光にさらすだけだととんでもない日数がかかると思います。
またレンズが重なっていると奥まで紫外線が入りにくいのか黄変の抜けが悪くなります。
ですから成るべく分解してから処方する方が良いと思います。