こんにちは。心理カウンセラーの伊藤憲治です。
愛犬は家族であり、パートナーであり、親友のような存在。
でも、一緒に過ごす時間が増えるほど 「距離感」が大切になっていきます。
犬も人間と同じように、「甘えたいとき」と「一人になりたいとき」があります。
愛犬が快適に過ごせる距離感を見つけることが、お互いにとってストレスのない関係を築くポイントです。
今回は、愛犬と心地よく過ごすための「適切な距離感の作り方」についてお話しします。
1. 犬の「安心できる時間」と「一人の時間」のバランスをとる
犬は 人と一緒にいるのが好き ですが、ずっと構われ続けると疲れてしまうことも。
逆に、放置されすぎると不安になり、問題行動につながることもあります。
📌 理想的な時間のバランス
✅ 「安心できる時間」 → 一緒に遊ぶ、スキンシップをとる、声をかける時間をつくる
✅ 「一人の時間」 → 犬が安心して一人で過ごせる環境を用意する
🎯 ひとり時間を楽しめる工夫
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クレートやベッドなど 安心できる居場所 を用意する
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おもちゃやガム で楽しく過ごせる工夫をする
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留守番のときは飼い主の匂いがついた毛布 を置くと安心しやすい
💡ポイント
「かまってあげる時間」と「そっとしておく時間」のメリハリをつけることで、愛犬が安心して過ごせるようになります。
2. 甘やかしすぎない。愛犬のためのルールをつくる
犬がかわいくてつい甘やかしてしまうこと、ありますよね。
でも 「犬の言いなりになる」ことは、犬にとってもストレスになる んです。
例えば…
❌ 「吠えたら抱っこする」「おねだりしたらおやつをあげる」
→ これを繰り返すと、「要求すれば通る」と学習してしまう
🎯 適切な関わり方のポイント ✅ 「要求」ではなく「ルール」をつくる
→ 「お座りしたらおやつ」「静かに待てたらごほうび」など、落ち着いているときに褒める習慣 をつける
✅ メリハリをつける
→ たくさん遊ぶ時間と、一人で落ち着く時間を分ける
3. スキンシップの「量と質」を考える
犬はスキンシップが好きだけど、触られるのが苦手な場所や、嫌なタイミングもあります。
📌 犬がストレスを感じるスキンシップ
❌ 寝ているときに触る(びっくりして不安を感じる)
❌ 急に頭をなでる(犬にとっては少し威圧感がある)
❌ しつこく抱っこする(犬によっては苦手な子もいる)
🎯 犬が喜ぶスキンシップ
✅ 犬がリラックスしているときに優しく撫でる(特に首の後ろや胸元)
✅ アイコンタクトを取りながら、ゆっくり手を近づける(急に触るのではなく、犬の反応を見る)
✅ 遊びの中でスキンシップを増やす(ボール遊びやトレーニングを取り入れる)
4. 「距離感のサイン」を見逃さない
犬は 「今はそっとしておいてほしい」 というサインを出していることがあります。
🐶 犬が「距離を置きたい」ときのサイン
🔹 体をそらす・顔を背ける → 「今は触られたくない」
🔹 耳を後ろに倒す → 「ちょっと緊張してるよ」
🔹 舌をペロッと出す → 「落ち着きたいな」
🔹 あくびをする → 「ストレスを感じてるかも」
💡ポイント
→ 愛犬の気持ちを尊重しながら、「今は構うとき」「そっとしておくとき」を見極めることが大切!
まとめ:愛犬との適切な距離感をつくるポイント
✅ 安心できる時間と、一人の時間のバランスを取る
✅ 甘やかしすぎず、適度なルールをつくる
✅ 犬が喜ぶスキンシップの量と質を考える
✅ 犬の「距離を取りたいサイン」を見逃さない
愛犬との距離感は、「近すぎても、遠すぎても」お互いにストレスになってしまいます。
だからこそ 「お互いに心地よい関係」 を意識することで、愛犬も飼い主も安心して過ごせるようになります。
犬の個性を尊重しながら、ちょうどいい距離感 を見つけていきましょう🐶✨
セラピードッグ ラブくん
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