タイ旅行記

タイ旅行記

タイ旅行の記録

Amebaでブログを始めよう!

9月18日

10時頃起床。シャワーを浴びる。佐藤君はたしかまだ寝ていた。

水を飲んだり煙草を吸ったりしているうちに、新しい宿泊客が来る。

ピジュもゆかりさんもいなかったので、招き入れてピジュを探す。

 

薄いサングラスをかけた若者。

昼まで部屋に入れないため、共有スペースにバックパックを置いて本を読み始めた。

誰とも話さず、薄いサングラス越しに村上春樹の「1Q84」を読む姿に少しニヤついてしまう。

 

そっとしておこうと思っていると、

佐藤君が起きてきて、さっきの若者に話しかけていた。佐藤君えらい。

笑うと結構かわいい顔をする。サングラスも外した。

 

 

この日は、ウィークエンドマーケットに行くことに。

そこでお土産をあらかじめ買ってしまおうという算段。

バスでの行き方を、佐藤君が誰かから聞いてきていた。

 

出かけて、佐藤君のビーサンずれを軽減するためのバンドエイドを探す。

コンビニ見つけるのに手こずったが、一番入り口に近い棚にあった。

 

バスに乗るために歩く。カオサン前のインド人経営と思われる半屋台みたいな店で食事。

 

メニューを見ていたら無性にインドカレーが食べたくなったので、勇んで注文したが、時間的にやっていないらしい。

仕方がないので、おすすめだという鶏肉のカシューナッツ炒めご飯にする。70バーツ。佐藤君は水を持っていたが、俺はもうほとんどなかったので水も購入20バーツ。

 

 

佐藤君はガパオだった。80バーツ。目玉焼きをのせると20バーツ。卵高い。

 

 

ナンプラー、砂糖、粉末唐辛子、酢などの調味料セットを入れる、4つ穴の空いた容器(クルワンプルーン)は、日本で見ないプラスチックのやつだった。

味はまあまあかなと思っていたが、この後もっと安くてもっとうまいものをたくさん食べたので、この店は負の記憶として残っている。

 

 

民主記念塔がある通り(たしかサイアムストリート)のバス停でバスを待つ。

44番と59番とあと何種類かがチャットチャクに向かうのバスで、それを待つ。

バスはちょくちょく到着するが、番号を見てちがーう。などをやっていると59番が来た。

 

バスはエアコンバスだった。まだ少年のような車掌が料金を回収に来る。

いくらかと尋ねるとチケットを指差す。21バーツ。長い筆箱みたいな木製の筒に、

お金と切符が入っている。筒の端に刃がついていて、それでちょこんと切符を切って渡す。7バーツだと聞いていたが、それはエアコンなしのバスなんだろう。

 

 

席も空いていて涼しく快適。と思っていたらやんちゃな丸坊主の運転手が飛ばす飛ばす。

激しいギアチェンジで、車を抜きまくる。バスを抜く際は、運転席を見てニヤリ。

 

信号に待ち時間が表示されるのだがどれも結構長く、75秒とか。

 

その間運転手はスマホに集中。

信号が青になり、車掌が「青だよ」みたいなことを言うとまたエンジン全開。

その繰り返し。途中エンストすると、素早く車掌が降りてエンジンをかける。

40分くらいでマーケットの前に到着。

 

チャットチャックのウィークエンドマーケットは8000店舗あるらしい。

同じようなものを売っている店が多い。

 

どこにでもありそうだから、また後で買おうと思うと見つからないし、

最初の店を探し当てることは至難の技だということを、前回の経験から佐藤君にアドバイス。

 

まず、煙草を吸いたいねということになり、喫煙がてら、中央の食事処に行く、

シンハービールが50バーツ。灰皿は?と聞くと下に落とせと言われる。タイスタイル。

 

すぐ隣で大きな扇風機が回っていた。

隣に座ろうとした中国人の若い女性2人が、煙草が嫌だということで席の移動を願い出ていた。

扇風機の角度と風力から煙はもれなくその席に直撃する。

マイペンライ。

 

途中トイレに行った。2バーツ。戻って、会計をする際に、

一本60バーツと言いはじめた。

50って言ったから50しか払わないと伝えると。テヘみたいな顔をしていたので、

2人分100バーツを支払い出る。こういうの久しぶり。タイが楽すぎて忘れていた。

 

佐藤君と1時間半後に時計台の前で会う約束をする。

時計台が良くわからなかったので、一緒に時計台まで行って場所を確認。

 

1人になって、とりあえず、服とか鞄を売っているエリアに向かう。

広すぎてあまり吟味している時間はない。

最初の店でTシャツを購入。シンハーとプーマのパチもん。

各々120バーツ。2枚買うから安くしてと言うと220になった。

 

給食袋みたいなサックがあった。

もう少し種類や値段を見て廻ろうかなと思ったが、さっきの自分自身のアドバイスを思い出し、購入。150バーツ。

 

その後は、結構うろうろして何も買わず。

食品エリアに来てしまったので、誰にあげるか分からないけど土産にお茶を購入。

レモングラスや木くずみたいなものが入っている。

結構量は入ってはいるがこれが一番高かった。300バーツ。

 

またしばらくうろうろ。パッッケージは違うが、さっき買ったお茶と同じ素材構成と思われるお茶が200バーツで売られていた。2つ購入。

 

なんとなく土産のストックができてきた。

前日カオサンの路上でおばちゃんから100バーツに値切って買ったスパイスはここで140バーツだった。

 

やはりあれは良い買い物だったと満悦。

 

うろうろしてるうちにまた服・鞄エリアに来た。時計台の通りでもあったので、こう来ればいいんだなと再確認し、ベンチに座って、隣の中国人カップルを眺めながら休憩。

 

 

時計台から近い露天に、派手な短パンが150バーツで売っていたので購入。

佐藤君が「中央線的」と呼ぶ柄だ。

 

 

集合15分くらい前になったので、早めに時計台に行こうと思い移動するも、さっきまでいた通りにたどり着けない。

 

結局15分汗だくになって、店の間をジグザグ歩いて、やっと時計台が見えた。時計台のくせに周りからは全然見えない。

 

時計台に佐藤君はまだいなかった。目の前の店にChangビールのTシャツがあった。生地がやけに薄そうだったのでやめた。

 

少しでも離れるとまた時計台が見つけられなくなる気がするので、周りをぐるぐるしていたら、疲弊した様子の佐藤君が見えた。

 

 

喫煙とお互いの戦利品を確かめるべく、マーケットを出て大通りを渡った先のショッピングモールの1階へ。

 

そこはバーベキューができるみたいで、一番安いセットが499バーツだった。

大瓶のビールだけ買って2人で飲む。

 

疲れた様子の佐藤君。象柄の、透けそうな生地の短パンを買っていた。「パンツが透けるよ」と伝えると、マーケット内で配っていたカラムーチョを裏にあてて、透け具合を試していた。赤いパッケージがしっかり透けていた。

 

 

佐藤君にワットポーのマグネットがあったことを伝えると、「欲しいなあ」と言うので、

一息ついた後に、再度マーケットへ。店を見つけられるか若干不安だったが、割とあっさり見つかった。

 

 

ここで佐藤君はマグネットとポストカードを買っていた。

ポストカード買いすぎじゃない?

 

近くに食品エリアがあり、ドライドリアン6パック入りと、ドライココナッツ10パック入りを土産として買う。合わせて500バーツくらいだったか。

 

日も暮れてきたので、帰ることになり、とりあえずバスで到着したのと反対側の、ショッピングモール側の道路に渡る。

 

 

佐藤君がトイレに行きたくなったので、1階が家具屋の大きなビルに入る。

商品が埃まみれでだだっ広い変な家具屋だった。おじさんにトイレを聞き済ませる。

 

 

外に出て、タクシーを捕まえようと交渉するけど、

カオサンまで300だと言う。250までは下げられたけど、それ以下にはなりそうになかったので別のタクシーを探す。

 

何台か聞いたが、タクシーは300、トゥクトゥクは200が相場で、下げる気はなさそうだった。

最初のタクシーの運転手が、この時間は渋滞するからだと言っていた。

時間がかかると乗せられる客が減るから多めにとりたいんだろう。

 

結局調子のいい兄ちゃんのトゥクトゥクを150にしてもらいLongluckの近くまで。

たしかに結構時間がかかった。

 

夕飯はゆかりマップのパッタイを食べに行くことに。少し雨が降っていた。

セブンイレブンの先と書いてあったが、セブンイレブンだらけだ。少し歩いて到着。エアコンのきいた部屋に通される。

俺はガパオ、佐藤君はパッタイ。ビールを2本。いくらだったか忘れた。

 

 

コンビニに寄って、酒とつまみ(bento)を買ってLongluckに戻り、シンさんたちと話す。

 

佐藤くんはビールよりも安い(35バーツ?)"Siam Sato"というワインを買っていた。というのは飲んだ後に気づいた。佐藤君も俺も安いビールだと思っていた。

佐藤君が一口飲んで「ムグッ」と言うので、飲ましてもらったら、甘くフルーティーな味がした。調べてみると米で作ったタイのワインらしい。

 

 

なんか気持ち悪くなりそうだから俺は遠慮して、

コウイチロウさんと話す。前回面白かった南インドにある、

ミナクシー寺院の地下に入れたエピソードを佐藤君にも聞かせたくて再度説明してもらう。話の山場はその通行証代わりとなったプロマイド。何度聞いても(見ても)爆笑。写真撮っておけばよかった。

 

その寺にまつわる俺が知っていた伝説(地下に開けてはいけない扉が4つあって、以前開けた僧侶はその日に死んだ)を披露すると、

コウイチロウさんは、持ち前の落ち着いたトーンで、その後、牛肉が食べられなくなった。その呪いのせいかもしれないなどと言いはじめる。

 

そして気づけば佐藤君が煮え煮え。

シンさんの練習しているブルーハーツにハモり始める。ハモるというか「アーアー」と言いたがる。そしていろいろな人に話しかける。楽しそうでなによりだ。

 

 

シンさんと話していると、カップルで宿泊している女性に「さっきパッタイの店にいましたよね」と言われる。彼女もシンさんのブログを読んでいるらしい。

 

そしてカップルではなく、友達だそうだ。みんなで彼氏だと思ってたねーとひとしきり話し、その友達は何してるのか聞くと、疲れて先に寝ているという。

 

佐藤君が「彼氏を起こしに行こう」と言うのでシンさんと俺で止める。あと彼氏ではない。

 

その後も「じゃー、彼氏起こしとく?」と2回くらいその女性に聞いていた。

 

 

その後は俺も記憶が怪しいが、佐藤君と同じタイミングで寝たのは覚えている。寝る間際に下のベッドから「熊野大学状態だなあ」と言っているのが聞こえた。バンコクにも路地はある。

 

 

9月17日

昨日はなんだかんだ寝たのが3時を過ぎていたが、9時頃には目が覚めた。

 

佐藤君はまだ寝ている。シャワーを浴びてコーラを飲み喫煙。

ピジュにおはようと挨拶して少し話す。

知らない人がうろうろしているが、昨夜飲んでいた人以外にも宿泊客はいる。

 

10時頃になって佐藤君が起きだしてきた。

どんどん日差しが強くなっていく。

しばらくのんびりして、佐藤君のサンダルを探しがてら昼ごはんを食べに出かける。

 

前回美味しかったカオマンガイの屋台。

佐藤君はスモール(40バーツ)、俺はビッグ(45バーツ)。

相変わらずうまい。タレがうまいし米もうまい。

 

帰りに佐藤君は59バーツの黒いシンプルなサンダルを買っていた。

一度宿に戻り、だらだら。今日は、ワット・ポーとワット・アルンに行く予定。

 

さて行くかという段階で「行きたくなさそう」と佐藤君に指摘される。

そういうわけではないが、暑いのでテキパキと行動できない。

 

タクシーに乗り、70バーツくらいでワット・ポーに到着。

寺の前の店でコーラを買う。佐藤君はドリアンのアイスを買っていた。

一口もらうが、やはり得意な味ではない。

コーラを買った店で、表のテーブルに座らせてもらい喫煙。

一息ついて行こうかという段階で、その店で水を買う佐藤君。

購入した後に、ワット・ポーでは水がただでもらえることを思い出し、

佐藤君に伝えると少し残念そう。

 

 

受付で100バーツの拝観料を払う。

いきなり涅槃仏が見えるが、あまり見ないようにする。

前回はささっと通り過ぎたが、大勢が小さな仏像にお祈りしているスペースがある。

賽銭的なものもあるようだった。信心深い人のためにATMもあった。

 

結構広いので、うろうろと回る。

同じ格好をした金ぴかな坐像が外壁に沿ってならんでいる。

途中いくつか真っ黒なやつもあって、意味はわからないが、

ブラックゼウスみたいなものじゃないかと思う。

 

小さな土産物屋があり、佐藤君は最初と最後に、

二回ポストカードを買っていた。

ただの水をもらい、喫煙所を見つけたのでそこで写真撮影。

 

寺院内の地図にワニの池があり、そこに行ってみようと歩く。

池はあったが、ワニは確認できなかった。というか覗き込むこと自体が難しく、

少し池らしきものが見えるくらいだった。

うろうろしているうちに、出口を出てしまったようで、

しれっと入り口から入ろうとしたが警備員に止められる。

チケットを見せてヘラヘラすると出口側から入れてくれた。

 

メインの涅槃仏を見る。靴をビニール袋に入れて、写真を撮りながら足まで。

足の裏は修理中だったので隙間から撮影。

 

次は足裏から背中側に。全長46メートル。でかい。

 

これで一通り堪能したということで、ワット・ポーを出る。

 

次はワット・アルンに行くために、歩いて船乗り場に向かう。

5分くらいで船着場に到着。近くの出店でシンハーを飲む。

 

その店の?おじいちゃんがいろいろと話しかけてくる。

何か買えとかなったら面倒だなと思いつつ受け答えしていると、

マッサージはどうだとしきりに勧めてくる。

きたなと思うが、別に気にせずニコニコと話し続ける。良い人だ。

チップトイレに行き、5バーツ払い立ち上がる。トイレは綺麗だった。

 

渡し舟に乗り、対岸のワット・アルンに到着。

以前よりも乗客は少ない。佐藤君の写真を撮る。

著者近影的な、なかなか良い写真が撮れた。

 

 

ワット・アルンは拝観料50バーツ。

工事中で、途中までしか登れない。旅猿では上まで登っていたが、

撮影直後に工事が始まったようだ。

 

暁の寺ということで、佐藤君は感慨深い顔でもしているのかと思ったが、

普段と変わらない。階段が急で怖かった。

 

4つの仏陀の姿を見て、あっさり終了。

 

近くにあった喫煙所で一服。佐藤君がぼそっと「暁の寺にいるんだなあ」と言っていた。

思うところはあったようだ。この喫煙所で大量の蚊に刺された。

 

 

その後どうするかを地球の歩き方を見て相談。

 

ワット・シュタットというブランコのある寺があるらしい。

中上紀のデビュー作の話などを聞き、面白そうだから行ってみることに。

 

また対岸まで船で渡る。3バーツ。この旅最小の支払い金額。

 

渡ったらマッサージをすすめたじいさんが手を挙げていたので、

またシンハーを買ってテーブルで飲み喫煙。

佐藤君は、春巻を買っていたが、甘い春雨が入っていてうまくなかった。

 

じいさんの他に店に来ていた、ホンダの車の鍵を腰にぶら下げた男が英語で話しかけてくる。

 

タイのビールについて、アルコールの強弱や、原材料生産地の変遷など。

楽しそうに話している。名前はサクダ。

この後ワット・シュタットに行くので、行き方や値段などを聞いていると、

タイ語をいろいろと教えてくれる。俺と佐藤君の名前もタイ語で書いてくれたり。

タイのウィスキーを小さいコップで飲ましてくれたり。旅っぽい感じ。

「インドなら、かなりの確率で飲んだのだから買えって言われる」と佐藤君に言い、

今回の旅行がタイで良かったと心底思った。

そして結果的にそこで教えてもらったタイ語をこの後連発することになる。

 

店の人たちに礼を言って、すぐ近くのトゥクトゥク乗り場で交渉。

最初300バーツとか言っていたが、習ったばかりの「ペーン」を連発し、

苦笑されながら100バーツにしてもらった(サクダは80〜100が相場と言っていた)。

 

ワット・シュタットはあまり広くなく、メインの建物で、

ハケみたいなので僧侶に水をかけられるお祈りなどをぼーっと見た。

時間制限で入れない建物もあったので、

ブランコはあそこの中かな、などと話しながら歩いていると、

俺らの足元を見る欧米人とアジア系の男性2人組がいた。

 

アジア系が、佐藤君のサンダルを指しながら、

「そのサンダルは君のか」と聞いていたので、裏を見てみるとサイズがどうやら大きい。

シンプルな黒が裏目に出て、さっき脱いだ際に、欧米人のサンダルと間違えて履いていたようだ。

ソーリーってことで、交換。

 

表に出ると、目の前の広場に大きな鳥居のようなものが。

これが件のブランコだった。

結婚式の撮影や、卒業式の撮影をしていた。

我々もここで写真を撮り、ミッションコンプリート。

 

どうやって帰ろうかと話していたが、意外と近そうだったので歩いて帰ることに。

 

ロングラックの前の焼き鳥屋台で焼き鳥2本とカオニャオ。25バーツ。うまい。

共有スペースで焼き鳥を食べてビールを飲んで割と腹いっぱになり眠くなる。

 

10分か30分くらい寝る?という佐藤君の提案に、

個人的にはそんなことができたためしがないが、眠いのでとりあえずベッドへ。

 

2時間半くらい寝た。

 

共有スペースは今晩も賑やか。

まだそれほど腹は減ってなかったが、近くの屋台に晩飯を食べに行くことに。

トムヤムクンとパッタイ(小)と空心菜炒め。ビールも飲んで、390バーツ。

400バーツ払うと、よく喋るピンクの長靴を履いた店のおやじが「10バーツはチップでいい?」

と言うので、オーケーと言って帰る。

 

ロングラックに戻り、バスキングで世界一周中のシンさんと話す。

サムセンとかいうラムをソーダと水で割って飲む。

 

酔った佐藤君がいろいろな人と話していて面白い。

俺はゆかりさんとゲストハウスの運営についての苦労話などを聞く。

 

 

早くも帰国後の喪失感が頭をよぎる。

 

9月16日(金)

朝は何も食べなかった。喉が渇いたので、ペットボトルのお茶を買い、吉祥寺から11時30分のリムジンバスに乗り込み成田へ。

 

 

運転席の真後ろの席に陣取る。高速の入口が渋滞しておりなかなか進まない。

 

 

デルタ航空は第1ターミナル。

車内のアナウンスが少しずれて、まだ第2ターミナルだと思っていた。

13時30分、成田空港着。

 

見たことがある気がして、あわてて運転手に「第1ターミナルですか?」と聞く。バスはもう動き出していて、20メートルくらい先で急いで降ろしてもらう。

 

とりあえず、空港の外の喫煙所で一服した後、

デルタ航空のチェックインカウンターを探す。すぐに見つかった。

 

佐藤君との待ち合わせにはまだ時間があるので、少しうろうろする。

マクドナルドとかお土産屋がある。14時まであと15分くらい。

 

空港の中の喫煙所で一服してから、カウンターの前の椅子に座る。

 

 

ツアーと思われる人たちがわらわらと集まってくる。女性がほとんど。

旅行会社の人が航空券を配っていた。出発を前に知り合い同士で楽しそう。

 

 

周りが忙しなくなってきたのと、待ち合わせ時間なので、席を立って佐藤君を探す。

 

カウンターの前を2往復しているうちに、佐藤君の後ろ姿が見えた。

追いついて声をかける。なんだか緊張の面持ち。

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず、チェックインしようということに。

 

デルタ航空は全員が自動チェックインみたいだった。発券機に並んでいたが、

前の人が操作に手間取っており、時間がかかっていたので、違う発券機に移動。

これが全て英語で、分かりにくい。そりゃ時間もかかる。不親切だ。

 

 

普通の紙に印刷されたペラペラのチケットを持って手荷物検査へ。

 

 

無事通過して、出国手続きを行い、免税店でタバコを1カートン購入。

 

まだ1時間以上時間があるため、飲み食いする店を探すが、なかなか見つからない。

以前も成田で同じことで困った。15分くらい歩いて発見。

 

キャッシュオンの店で、すでに外国人が4人くらい待っていた。

 

順番になり、俺は生ビールとカルボナーラ。佐藤君は生ビールと唐揚げ&ポテト。

 

 

 

 

 

 

 

 

店内は分煙だったが、喫煙席の椅子は丸太のような形で高く座りにくい。

一服した後、禁煙のテーブル席に移動。

珍しく電話があり、誰か出発前に電話をくれたのかと思ったら、武蔵野年金事務所から業務委託された、日立キャピタルという債権回収業者。

帰国後にいくらか支払うと話して切る。

 

気づけば搭乗口に行く時間の10分前くらいになっていた。

 

トイレとタバコは済ませておこうと動き出す。搭乗口は行列ができていたが、

優先搭乗で我々の順番はまだまだのようだった。

 

トイレを済ませ、喫煙。搭乗はバスで移動するタイプ。

佐藤君は「ビートルズパターン」と言っていた。

満席なため、2つ以上の荷物、大きな荷物は持ち込まず預けるようアナウンスがあった。

佐藤君が手提げをバックパックに入れてまとめるが、結局そんなことは何も言われずバスに乗り、搭乗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

16時55分発。飲みが足らず離陸が怖くしきりに佐藤君と話す。

離陸後ビールを飲み、しばらくして機内食が出てきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は中華丼の具みたいなものとご飯。佐藤君は欧風カレー。

どちらもそれほど美味しくはない。

機内では「007スペクター」を見る。最初のダイナミックな長回し。面白かった。

ビールを追加で注文。少し寝たりしているうちに到着。

 

現地時間21時30分。約5時間半のフライト。

到着後、とりあえず喫煙所へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

佐藤君よりも俺の方がだいぶ1本の喫煙スピードが早いことに気づいた。

イミグレーションは人が少なく、前回に比べかなり早く抜けられた。

やっと入国。ということで、地下空港地下1階で両替。

3万円が1万170バーツに。想定よりも大分多い。どういうことだ。

 

 

エアポートリンクに乗り終点のパヤータイ駅に到着。

ここからカオサンロードまでタクシー。

 

最初のタクシーがメーターを使わず500バーツとふっかけてくる。

次が300。次の200を150に値切ってカオサンロードまで。

 

 

途中で気づいたが、パヤータイからカオサンの途中に宿泊するLongluckがあった。

遠回りになるが、カオサンロード観光も良いのではと思いスルー。

 

到着したカオサンは予想以上の盛り上がり。

そういえば、この時間のカオサンに来たことはなかった。

喧騒のカオサン。

普段は道の端にある屋台が中央に並んでいて、歩きにくい。

 

人混みをかき分け、カオサンの裏の道に。

途中までは見たことのある景色をLongluckを目指して歩いていたが、

どこかで道を間違えて迷ってしまう。

暑いし疲れているなか佐藤君に申し訳ないと思いつつ、元の道に戻ってなんとか到着。

 

 

2ヶ月ぶりのLongluckにやっと到着。

なぜか前回到着した日に見送ったユキさんがいる。

そして今回もまた翌日の朝出発するそうだ。変な巡り合わせ。

彼女の乗る便は、我々の帰りの便と全く同じデルタ航空5時55分発の成田行きだった。

 

他にも、前回も会ったコウイチロウさんがいた。

あれからインドやイランに行って、またタイに戻ってきたそうだ。

 

ゆかりさん、ピジュにも挨拶。

ローズもいた。名前は覚えてないけれど、カレー作った人だよねと言われる。

 

 

到着したら屋台で晩飯を食べようと話していたが、

ビールを飲んでるうちに、そんな気力がなくなる。

空腹なわけでもなかったので、荷物を置いてしばらく飲み続ける。

 

途中、コンビニに行きたくなったので、佐藤君と近くのセブンイレブンに行き、

ガパオ弁当を購入。佐藤君はお菓子を買っていた。

 

戻ってガパオ弁当。かなり美味しい。値段は30バーツくらい。

LongluckのFacebookなどでよく見たテツ君がいた。どうやら17歳らしい。

「セブンのカツカレーがマジでうまいっすよ」と教えてくれたので今度買おう。

 

 

コウイチロウさんは、チェンマイで犬に噛まれ、狂犬病の注射を打った話を披露していた。

結局その犬は狂犬病ではなかったらしい。

佐藤君と会った経緯を聞かれたので、中上健次の話になった。

読んだことがあるというので、佐藤君にバトンタッチ。

 

疲れていたはずだが、なんだかんだ色々な人と話しながら、

ユキさんが出発する3時まで飲み、タクシーに乗る彼女をみんなで見送って就寝。