「ぎしっ・・・ぎしっ・・・」
静かに両親の寝室へ向かう僕、
忘れもしない深夜0:00時
イブがクリスマスへと変わる瞬間
僕は「明日は2人とも朝早いからもう寝るね」
と言った両親の言葉を信じて、
部屋の中で隠れてサンタさんを待ち伏せしようと
部屋を空けた・・・・
「ぎしっ・・・ぎしっ・・・」
「ぎしぎしぎし・・・」
ん?
僕はもう廊下を歩いてないぞ?
だが視界に映像が入って来る前、確かに聞こえた
何かがきしむ音・・・
そして視界に入ってきた映像は
暗闇の中で下半身裸のサンタが二人・・・
見つめ合う3人
だんだん小さく、そして止まる何かがきしむ音
最後に暗闇に慣れてきた目が確認したのは
そのサンタ2人が両親ということ・・・
不用意にも固まってしまった。
エロに関心を持ち始めた小学5年生には厳しい現実
そしてサンタを信じていたピュアな小学5年生には悲しい事実
それだけショックだったのだ。
今思い返してみると親子共々固まる以外の行動をすれば良かった。
例1 ラブコメパターン
僕「えっ・・・ウソ・・・」
父「違う! これは誤解なんだ!」
僕「もういいっ! 達樹(親父)のばかっ!」
たったったったったっ・・・・(走り出す僕)
父「待ってくれ! 真樹っ!(僕の下の名前)」
母「これは・・・どういうこと?」
父「ごめん!」
僕を追いかけようとする父
母「待ってっ! ・・・真樹を追いかけるって事は私より真樹を取るってことなんだよ?」
父「・・・ごめん」
たったったったったっ・・・・
次回予告 「下半身丸出しのまま真樹を探しに出た達樹・・はたして真樹を捕まえられるのか、
それとも先に警察に捕まってしまうのか?!」
例2 ドラマパターン
こんこん・・・壁をわざとノックする
僕「ごめん・・ノックが先だったね」
父「おっお前分かってたのか?」
僕「うん・・・」
母「真樹、きっと貴方にだって分かる日がくる。」
そっと僕の手のひらを取る母
父「真樹・・お前ももう子供じゃないんだな・・」
そっと手を重ねる父
僕「本当は分かってた・・・けど認めるのが怖かったんだ」
父母「ありがとう」
見つめ合い笑う3人
僕「良かったね・・親父・・おふくろ・・・」
小さい声でつぶやく
母「ん?なんか言った?」
僕「いや・・明日も晴れればいいなって!!」
END
主演 僕(田所真樹) 11歳 職業 小学生
父(田所達樹) 52歳 職業 自宅警備隊(隊長)
母(田所幸恵) 41歳 職業 専業主婦
BGM 斉藤和義「やさしくなりたい」 (JASRAC許可申請中)
協賛
RE:CAST いやどちらも無理がある。
実際はというと・・・
その後立ち尽くしていた僕に父が汚物をブラブラさせながら近づいて
「部屋に戻りなさい」
と肩を叩きながら言った。
そして次の日起きてみると
机に飛行機のラジコンと現金3万円が置いてありました。
今でもそのラジコンは1度も箱から出ずに、クリスマスツリーと共に実家に置いてあります。