昔オーケストラをやっていてよく聞いたのは、ワーグナーとブラームスはライバル関係にあり、ワーグナーが先進的な音楽を目指したのに対し、ブラームスは古典回帰の作品に力を入れていたと。それが本当なのかどうなのかは議論が別れるところかと思いますが、自分は高校生の頃からブラームスの音楽が大好きで、よく聞きました。ブラームスだって古典回帰といったって、他の作曲家の主題の変奏曲とかはありますが、作品には常に自分のオリジナリティを含んでいます。
さて、科学は日進月歩。常に先進性が求められると一般的に思われていますよね。実際そうです。新規性のないものは論文になりません。しかし、うちのラボって、ボスが高齢なこともあってか、古典的なんです。でもだから、新規性はあると言っても世紀の大発見とまではいかないし、いわゆる3大紙みたいな有名誌には載りません。でも着実に成果は出ています。そして何より嬉しいのが、古典的な科学者たちからの賞賛の言葉。おそらく先進的なことをやっている人達から見たら、労力の割に大した雑誌に載らないし、コスパが悪い…と思われるのでしょう が、一部の科学者達からはわかってもらえる。本当に狭いコミュニティのみで認められる研究。そんな研究をしています。
ブラームス好きにあっていたのかな?しかし、ブラームスは歴史的大作をいくつも残しています。私も研究の世界で、古典的の力作を目指します。