娘を亡くし終わった人になった私の日常

娘を亡くし終わった人になった私の日常

娘を亡くした男の残りの人生をどう生きるか?を考えるブログです

引っ越しを度々することに対しては

気持ちに抵抗感がなかったとは言えないです

というのもそれまでは

子供が生まれてすぐに越したマンションに

10年以上住んでおり

「このままずっとココに住むのだろうな」

と思っておりました

引っ越す理由もない、というのが一番でした

 

しかし娘が亡くなってからは

その場所が、正直苦痛になってしまいました

そこに居る事が非常に精神的に苦痛に感じ

息が出来なくなるような

押しつぶされるような、そんな思いをするようになりました

 

人間というのは不思議な生き物です

マンションですが

近所の方々とそもそも交流が多いマンションでは

ありません

しかし、このような事が起こると

余計によそよそしさを感じ

疎外感すら感じるようになりました

あくまでも私の側の問題なのだ、そうわかっていても

こうした疎外感は払しょく出来ませんでした

いつも挨拶しても返事のない方もいて

その方は引っ越しして一貫してそうなのですが

こういう事がおこると

その返事の無さも精神に来てしまう

良くない現象でしたね

 

ですので一度目の引っ越しをしました

引っ越し先は快適でした

駅の近くの都心部でしたが

住民同士の挨拶など皆無でした(笑)

驚きましたが、我々にとっては都合が良かった

 

そのような良いのか悪いのか?

は置いておいても、都合の良い生活でしたが

子猫の存在により、そのマンションには

居れなくなりました

 

慌てて猫可能な物件を探して

引っ越しをすることになりました

猫可能な物件というのが極端に少ないのも

探し始めて初めて知りましたね

犬よりも少ないのは

「壁等を爪とぎで傷つける」

からとのことでした、本当かどうかは知りません

 

そんなこんなで次は都市部から大きく離れた

郊外のコーポに越す事になりました

 

猫を飼い始めた大きな要因としましては

保護したのもそうなのですが

妻が子猫に一目ぼれしたのが一番大きいですね

 

子猫を連れて帰って、当初は翌日にでも

市役所に相談に行く予定でしたが

妻が

「かわいい!!」

と離さなくなり、それが決め手となりました

 

娘がなくなり、私以上に鬱になり

どうしたものだろう…

と鬱な私も、悩むほどの妻でしたが

子猫のおかげで随分と明るい顔を見せるようになりました

 

住む場所の不便さとかそれにまつわる経済的な損失など

いろいろあるのですが

今の我々にとってはかつて問題にしていたそこよりも

「生きて行く事が出来るかもしれない」

と言うことが優先になっています

 

続く