ずっと忘れててでも一目見ればすぐにいろんな思い出が溢れてしまうものってありますか?

きっとそう言っても一目見なければ思い出さないわけで💦

そんなものに今日セブンイレブンで会いました。

それはナッツボン。

おじいちゃんの家に行くと離れにおじいちゃんの部屋があってそこには大好きなオーディオがあって幼稚園の私には全くわからない繊細な音の世界が楽しめた。

おじいちゃんは孫の中でも特に私を可愛がってくれたのはきっと他の孫より幼かったから。

膝の上に乗せられてもらったナッツボンは赤い缶に入っていた記憶がある。

おじいちゃんは私が欲しいと言った仮面ライダーの変身ベルトやウルトラマンのバルタン星人やカネゴンの玩具はすぐに買ってくれた。

そして母が美容院にいく時は必ずおじいちゃんと2人で商店街の中にあるパチンコに連れて行かれてハネ代を見よう見まねで遊んで必ず大当たりだった私はあんぱんを手におじいちゃんに手を引かれて母がいる美容院に戻った。食べ歩きのせいか口の周りに餡をたくさんつけたままの私を見ると母は慌てて口を拭っておじいちゃんを叱っていたことを思い出す。今ならわかるけれど商店街はおじいちゃんの土地だったからパチンコも美味しいジュースも全て皆さんのご好意で手にしたもの。そんなことがわからなかった私はおじいちゃんを魔法使いのように思っていた。(笑)

そんな思い出を昨日のことのように思い出したナッツボンを目にした私が手にしない理由はなかった。


大切に1日一つ。

おじいちゃん寂しかったのかな。。。

思い出して欲しかったのかな。。


そんなことも思うのはおじいちゃんが亡くなったことを母のもとに連絡が来る前に分かっていたから。

訃報の電話が鳴った時電話に出る前の母に私は「おじいちゃんが死んじゃった。」と言って泣き出しそんな私を母は「縁起が悪いこと言わないの!」と怒られたことは今でも覚えている。長く闘病してしたけれど意識がなくなっても私がいくと起き上がろうとし本当に可愛がってもらっていたと思うと少し切なくもなる。あの日から時々大切な人の節目には不思議なことがあり私自身自分の無意識の行動は考え抜いた行動より大事にしている。💦


おじいちゃん。大丈夫。私は元気に幸せにそれなりに生きてます。(笑)


今夜は久しぶりに般若心経唱えよう。どうかおじいちゃんに届きますように。