木曜の夜

主とのデート。


行こうか。

へー。


連れて行かれたのはなかなかの雰囲気の和食のお店。


趣味がいいので驚きました。(笑)

うちの部のかわい子ちゃん知ってるか?

その言い方問題ですよ。知ってます?

彼女は意外にすごい。

意外は余計です。(笑)


かわい子ちゃんな彼女は御年50歳。

時々カフェコーナーで一緒になると話していたことを主は知らない。(笑)

さすが。と思いながら通された部屋は坪庭が見えるなかなかのお部屋。

女将の挨拶も終わり、運ばれる料理はどれも美味しくお酒も進む。


しかし麻美ちゃんまで辞めるとは思わなかったよ。

自分の居場所は自分で決めるタイプなんで。

なるほど。しかもイケメンも辞めるからなぁ。

そうですね。心残りだったのでスッキリです。(笑)

次のところはどんな感じだ。

同じ仕事ですがこことは全く違います。

そか。最後の転職か?

そのつもりです。

まぁ、相談したいことがあればいつでも連絡してこい。

そうならないように頑張ります。(笑)


主様は嫌いではないが辞めてまで付き合いを続けるつもりもない。

貼り付けた笑顔で過ごし主が乗ったタクシーがみえなくなると大きなため息をついた。


今終わったから帰る〜

うぃ。アイス買ってきて!

りょ。


そんな会話をしながらコンビニに入ってアイスを見たけど今ひとつ。

スムージーがあることに気づいたので二つ買って家に帰ると


うわっ!これ飲みたかった!さすがお母さんっ!


そういうと私の手からスムージーのカップを受け取ってリビングに入る。フワリと薔薇の香りがするなぁと思ったら大好きなルームフレグランスを買ってきてくれてた。


買ってくれたんだっ!

うん。なかなかショップに行く時間なさそうだったから買っといた!早く着替えてきてよ。

ん?


着替えて手洗いとうがいも終わりせてとりまソファに座ると買ってきたスムージーの隣にマカロンが(笑)


師匠んとこ行ってきた。

うおっ!久々っ。笑い泣き笑い泣き

好きなのばっかだよ。

ダイエットちぅなのに。。

いいじゃん。ここんとこかなり頑張ってるし。

うぃ。。


選んだのはバニラ。

これはほんとに絶品!

甘々な組み合わせを食べながらあれこれと話す。

お互いの膝の上には猫。

なんかすげー幸せ。


明日はデート?

いや、帰ってくる。ちとしんどい。

お母さんすぐ無理するからその方がいい。

ん。

彼氏さん怒んないでしょ。

怒りはしない。

あーお母さんが会いたい?

それもある。(笑)


恋バナができるのは娘を持つ母親の特権!

そんな娘に質問された。


彼氏と三井ならどっち取る?

なにそれ。小学生みたいな質問(笑)

どっちよ。


私はニヤニヤしながら答えた。


一つ忘れてるぜ。

ん?まさか。。。

流川だよ。



ゲラゲラと笑う娘を見ながらスラダンヲタでもないのに一回しか見てないのにちゃんと覚えてくれてた娘。勘づいてくれてありがとう。照れ照れ