日曜日空いてる?


そんなLINEにちょっとドキドキする。


空いてますよ。

じゃ、出かけようか。

どこに?

そうだなぁ。。女性が喜ぶところ。

たくさんの女性が喜んでも私はそうとは限りませんが?

ほぅ。じゃ喜んだら罰だな。

素直な子が好きなのでは?

じゃ、今が素直じゃないから今から罰だな。

えっ?

脱げよ。

はっ?


冷たい声に冗談はなくどうしてこうなる?と頭の中でハテナが増産される。


どうした?脱げよ。はやく。

いや。。だ。

なんで?

こんなの趣味じゃない。

罰だから当然だ。

諒さん?


沈黙が怖い。

なんで電話越しに脱がなきゃいけないの?


嘘だよ。素直に嫌だと言えるじゃないか。

、、、、、

怒ったのか?(笑)

だって。。

他の女が喜んだことを私にしないでと言えばいい。

そんなこと言ったら。。

好きになるぞ。ますます。。

諒さんは。。。

イケオジで天然で意地悪。か?

うん。

喜怒哀楽は素直に吐き出しなさい。いいね。


短いやり取りなのに心臓のドキドキが止まらなかった。それは脱げと言われたからではない。

この人の支配欲は深い。


その中に堕ちても大丈夫なのか。。

切れたスマホを見ながらぼんやりと考える。

久々におねーさんに連絡する。


寒くなったわね。風邪ひいてない?

うん。

浮かない声だけどなんかあった?諒さん?

ん。。堕ちてもいいのかな。

またそんなこと考えてたの?


ケラケラと笑うおねーさんは静かに


ケセラセラ


そういうと大好きなお店の話を始めた。

少し心が軽くなった私は電話を切ると諒さんにLINEを送った。


今までの女性とは比べ物にならない程喜ぶところに連れていって。


返信は一言


欲張りな女は可愛いな。


日曜日が楽しみ。