Colorful days               

◆注意事項◆


当ブログは腐向けを含みます。

二次元の話ばかりです、というか管理人がアニヲタです^q^

アニヲタが苦手腐向けが嫌い、という方はブラウザバックを推奨します。

あと、身内ネタを含む内容もあります。


一番の注意事項は...


管理人が変態です(・ω・´)キリッ←


Amebaでブログを始めよう!
身内ネタを含みます
同性愛表現を含みます
小説というよりは妄想を書いただけです
それでも大丈夫な方は読んでくださるととてもうれしいです!


















生まれた頃から自分は身体が弱く、病室から外に出ることは許されなかった。
だから、私の知っている外の景色は窓から見える景色とテレビの中の景色、それと写真の景色だけだった。
私は窓から見える景色が一番好きだった。
特に夕焼けが沈んで夜になる瞬間が好きでたまらなかった。
病院の外でなんて贅沢は言わない、せめて病院の屋上でこの世界を見渡してみたい、そう思った。
けれど、私の病状は横一線、治るわけでもなく悪化するわけでもなかった。
そんな生活が何年も続くと「ここから一生出ることはないのでないか」という不安が出てきた。

嫌だ。

そう思った時にはもう私の足は屋上への階段をかけあがっていた。
いつもより鼓動が早い、でも苦しいわけじゃない。
これは、なんというか興奮だ。今から私の世界が変わるかもしれない、そんなことへの。
時刻は私が見たい景色、夕焼けから夜へと変わる、そんな時間だった。
病院のアナウンスで私が病室から消えたことが伝えられていた。
医者たちのざわめく声も聞こえた、けれど病室へ戻る気などはなかった。
そしてついに屋上のドアノブに手をかける。
深呼吸をして、扉を開けた。





そこには沈んでいく太陽と一人の少女の姿があった。
少女の髪色がまるで青空のような水色で、綺麗だ、の一言が頭に浮かんだ。
扉をあけた音で人が入ってきたのに気付いたようで彼女はゆっくりとこちらを向いた。
彼女の顔立ちは幼さは残っているが淡麗だった。
瞳は髪と同じ色をしていて吸い込まれそうな感覚に陥った。

鼓動が先ほどより早くなる。
頬が染まる。
身体が動かない。
彼女のことで頭がいっぱいになる。
そのすべての出来事が彼女と目を合わせた途端に起こった。
彼女も自分と同じ出来事が起こっているだろうことは顔見ればわかった。
お互いに一目で恋に落ちたのだ。




「私の名前は、柚雨樹です」

「カズキです、カズ、でいいです」







恋に落ちた次の日に医師から告げられた余命三ヶ月は幸せになるにはあまりにも短い期間だった。











つづく?
注意!
同性愛表現、暴力表現などが苦手な方はご遠慮ください。
また、中傷目的の方もご遠慮ください。
身内ネタです。







凍っちゃうや 欠落感 欠落感
のどの乾きにも似てて何かが足りない
顕著にも 欠落感 欠落感
僕に押しつけられた世界のひどさには

(ラック/ポルノグラフィティ)




男はとても優しかった。母に対しても、自分に対しても。
母の身体を心配して「立てますか?」「だいぶよくなってきましたね」と母が安心する言葉をかけてくれている。
自分が仕事から帰ってくれば温かいご飯を用意してくれている。
育ちざかりなんだからたくさんお食べ、と本当にたくさんの美味しそうな料理を作ってくれているのだ。
その優しさはとても心に沁みた。
最初の頃はうれしすぎてよく泣いたものだった。
母を助けてくれてから1年が経った。
母の容体はよくなり、病気の時のように痩せ細った身体ではなく健康的な身体に戻っていた。
きっともうこの場から去ってもいいのだろうけど、誰もその話題を出すことはなかった。
この生活が心地よかったのだ。
手放したくなかったのだ。
母は自らは言わないが男に惹かれていると紅は思っていた。
男と話している時の母は楽しそうで、幸せそうでもあった。
母が幸せならば自分はとやかく言うつもりはない、早く男と母が家族になってくれたらいいのに。
そう願っていた。


その日は突然訪れた。
紅はいつものように一日仕事をがんばり家に帰ってきた。
扉を開け「ただいま」と言うが何も反応がなかった。
いつもならば「おかえり」という声が返ってくるはずだがその日は返ってこなかった。
なにかおかしいと思いつつも、まぁきっと聞こえなかっただけだろう、と自己完結させた。
自分の寝室とされている部屋へ向かい、ベッドの上へ無造作に荷物を投げる。
投げた荷物が少し散らばってしまったが後でまた直そう、と食卓へと足を進めた。
食卓に着けばご飯が用意されていた。
今日のご飯の中に大好物のコンソメスープを見つけ気分を良くした。
しかし、いつも待ってくれている母と男がいなかった。
もしかして、家族になろうとか、そんな話をしているのではないか?
そんなことが頭をよぎった。きっとそうだ、そうに違いない。
どこかの部屋で話し合っているのだ。
そこに自分が行くのは野暮だ。大人しく一人でご飯を食べていよう。
一人で食べるご飯は少し寂しいものだったが、もう少ししたら夢に描いた幸せな家庭が手に入るのだ、と思うとそんな寂しさもどこかへ吹っ飛んでいくような気がした。
ご飯を食べ終わり、食器を片づける。
椅子に座りながら二人がこの部屋に来るのを待つことにした。
しかし、1時間経っても2時間経っても二人がここへ来ることはなかった。
流石におかしさに気付いた自分は母の寝室である部屋に向かった。
(なにも起きてませんように)
母の寝室の扉の前でそう祈りながら扉をゆっくりと、ゆっくりと開けた。
部屋の中は電気はついていたが誰もいなかった。
やっぱりなにもなかった!と安堵に肩を撫で下ろした。
ならば男の部屋で話し合っているのだろうか、と男の部屋に向かうことにした。
先ほども言ったように野暮かもしれないが、それ以上になにか起きてないかという確認がしたくて仕方なかったのだ。
けれど、母の寝室には何も起きていなかった、そのことから紅は安心しきっていた。
男の部屋へと向かう足取りは軽かった。楽しみで仕方がなかった。
扉を開ければ二人は抱擁していて、紅が来たことに気づき照れくさそうに微笑みながら『紅』と名を呼んでくれる。
なんて、未来予想をした。
それほどまでに浮かれていた。
(楽しみだ!)
男の部屋の扉を目の前にして扉を見つめ期待に胸を膨らませた。
ドアノブに手をかけ、母の寝室の時とは反対に勢いよく扉を開いた。


べちゃり

ぐちゃっ

パキッ

ジュルッ



「何を、してるんですか」
その時の自分の声は震えていたと思う。
それもそうだろう。
優しいあの男が血まみれで必死になにかを食べていたのだ。
彼の左手には誰かの右手のみがあった。
白く絹のようにきめ細かいその右手には見覚えがあった。




続く







また短くてすみません・・・
まだまだ続きます

※身内ネタです

 同性愛を含みます

 多少下品と感じられる表現を含みます

 これらが苦手な方はブラウザバックを推奨します














殺したい程憎いと思ったのも

自分の所有物にしたい程愛しいと思ったのも

生涯、彼一人だけだ。








When we are born we cry that we are come To this great stage of fools.
(人間は泣きながらこの世に生まれてくる。阿呆ばかりの世に生まれたことを悲しんでな。)
これはシェイクスピアの言葉である。
全くその通りだと思う。
自分は不幸な人生を歩んでいる
悲劇の主人公を気取りたいわけでも、なりたいわけでもないが自分の人生は悲劇と呼べるものだろう。
しかし、悲劇と呼べるといっても『豊かな生活を送っている奴らにとっては』であり貧しい生活を強いられている貧民層には悲劇でもなんでもない、全員が経験しているような当たり前なことだ。
貧しい暮らし、
父親からの虐待、
母の病気、
そんなものは自分のいる場所では同情すらもされない。
それを乗り越えなければならない、
たとえ幼かろうが関係がない、
手を貸してくれる人もいない、
皆自分のことでいっぱいいっぱいなのだ。
そういう世の中だ。
裕福な暮らしをしている奴らに見せてやりたい。
お前らが残した残飯を家畜のように頬張る姿を、
風呂など入れるはずもなく、生活用水で汚れてしまった川で身体を洗う姿を、
寝床など枯葉で充分だと地面に寝そべる姿を、
痩せ細り骨の形がわかる醜い身体を、
そんなことも知らずに毎日あたたかい食事を食べ、お風呂では石鹸を使い綺麗な水道水で汚れを流し、ふんわりと身体を包み込んでくれる寝具で快適な睡眠をすることが出来る奴らに見せたらどうなることだろう!
「可哀想だね」「それは辛かっただろう」と同情でもされるのだろうか?
そんなことをされてしまったら気持ちが悪くて反吐が出る。
そんな風に思われても貧民層の人々が助かるわけでもないのに。
同情は同情でも野良猫や野良犬を扱うように「お腹が空いてるのかい?これでもお食べ」と食べ物を放り投げてくれた方がマシだ。
しかし彼らはそれをしない、現実は自分にはとても厳しい。

先ほど書いた『母の病気』は例えではなく本当のことだ。
自分の母は出産をして身体が弱っているところで流行りの感染病にかかってしまった。
そこらの病院へいけばすぐに治るであろうものだが、お金のない自分たちでは治療を受けることも出来ず、ただ母の病気が悪化していくのを横で見ているしかなかった。
それでも母は少しでもお金を稼ごうと仕事をしていた。
もちろん自分も仕事を探し、どれだけ辛くてもやり続けた。
母を見れば自分などまだまだ働ける、と。
いや、自分が母を養っていかなければ、そんな気持ちになり、続けることが苦にならなかった。

ある日、仕事中に母が倒れた。
(ああ、もうだめだ、神様、母はとても気高く素晴らしい人なんです、神様、本当にいるのなら、どうか助けてください)
倒れた青白い母の手を握りながらいつもは信じてなどいない髪に祈り続けているとその祈りが届いたのか一人の優しそうな男性が通りがかりすぐにこちらに駆け寄ってきてくれた。
「どうしたんだい」「僕は医者だ、助けよう」
男性は母を背中に背負い、自分の手を引いて近くの家に入った。
聞けば彼は数か月前に小さな診療所を開いたらしい。
ここがその診療所だ、といった。
周りを見渡せばいくつか医療器具らしきものがある以外にはあまり診療所という雰囲気はしないような気がした。
しかし、診療所など外からしか見たことのない自分にはこれがきっと普通なんだろうと考えていた。
そうしている間にも彼は治療をしていたようで母の腕には針が刺さっていた。点滴のようだった。
母の顔色がよくなり、呼吸も安定しているように見えた。
母の様子を見て安心すると同時に一つの不安が生まれた。
金銭のことだ。
自分たちはパンを一つ買うほどのお金しか残っていない。
点滴のことを考えればどう考えても足りない。
彼にそのことを伝えればまるでそう言われるとわかっていたかのように笑みを浮かべ、「そんなことは気にしなくてもいい」と言ってくれた。
しかし、それでは流石に悪いと、なにかすることはないか、と聞けば、働いて貯まったら返してくれればいいよ、と返事が返ってきた。
今働いている場所を教えればもっとちゃんとしたところがいいだろう、と知人に提供してもらう、なんて話になってしまっていた。
願ってもないことだった。
まっとうな仕事に就くことが出来、さらに貯まるまで利子もつけずに借金を待ってくれるというのだ。
しかもこれからも母の看病をしてくれるらしい。
夢のような条件だ。

「喜んでそうさせていただきます」

幼い自分は馬鹿だったのだ。
散々貴族に世界は甘くない、残酷だ、優しくないのだ、とかほざいていたのにすっかりその世界の醜い部分を忘れ、男の言葉を信じきってしまったのだ。
そして男と笑顔で握手をした。
その握手が自分を底へと貶める合図だとも知らずに。









短いですが一旦ここまで。
(とすばる)にしたのは今回まだスバルさんが出てきてないからです^q^
これ、紅スバ出会い編という名の紅過去編なんです・・・