彼女のブログは、私と主人との結婚が決まって、自分とのことも終わってしまうというやり場のない気持ちから書き始められたもののようだった。
だけど、書き進めていくうちに、ブログに書き溜めた二人の世界に酔っていたのかもしれないと思った。
後日、彼女は私に「全部信じてるの?」と言った。主人も「よく出来た作り話だ」と言った。
でも、これも二人が口車をあわせたことだと知った・・・
私への憎しみも書かれてあった。あの時、私に言ったのとは間逆のことを思っていたのね。
私に涙をみせて懇願したあれはなんだったの・・・
ブログには、「彼のことを彼女はわかってない」「私なら彼を幸せに出来る」、私の知らないところで、というシチュエーションの中で、
「優越感」という言葉が散々出てきていた。。。
その優越感が自分を支えていると書いてあった。

二人が私に隠れて密会していた・・・
その事実より、二人で私を騙していた・・・そのことが私を追い込んだ。

世の中には「優しい嘘」があるのは知っています。
私だって、嘘をついてきました。
だけど、嘘は、ばれると裏切りになります。

私が許せないのは、主人があまりに簡単に嘘をつくことじゃないかという気がします。

彼女が勝手にやったこと、俺はやってないの主張を続けた主人。

でも、先日発覚した時、彼女に電話した時

「全部おまえのせいにするけど、いいか?と聞かれたから、いいよと言った」と彼女から聞きました。
だから、彼女は私には何も言えないと・・・

その瞬間から、何も信じられなくなりました。
あなたが、毎日言う「愛してる」の言葉もとうとう信じられなくなりました。

そんなことをあなたに伝えたら、また自分のことを棚に上げて、彼女を責めるのでしょうか。
もう沢山です・・・


似たようなことは、前にもあったんです。

彼女とのことで、私たちの結婚は破談になりかけました。
ちょうど1年前のことです。
その時は、彼はもう過去の話だということを強調し、泣いて私に詫びました。
なぜ彼女とのことを知ることになったか。。。
彼女の主人との日々をつづったブログを見つけてしまったのです。
今思うと、何かの力が私に危険を知らせてくれていたのではないかとそんな気がしています。
仕事で調べ物をしていて、その検索していたキーワードにひっかかってきたんです。
そのタイトルと、続く文章で私は直感しました。
そして、そこをクリック。
その瞬間、結婚式をあげたばかり、もうすぐ主人の元へ引っ越し生活することを夢見ていた私の生活は一遍しました。
内容から、遠距離の私がいない間、彼女と・・・ずっと一緒だったことがわかりました。
現在進行形で・・・

主人が「私のために走る」と言って一年かけてトレーニングをして、挑んだホノルルマラソン。
そのハワイの部屋に彼女がいたなんて・・・
私は、どうしても仕事でハワイに同行することが出来ず、空港まで見送りに行きました。
すると、彼女から一緒に見送りさせて欲しいとメールが入りました。
主人のことが好きだということを隠さない彼女とはぎくしゃくしていましたが、

友人関係ではあったんです。
私は「お願い。二人にさせて」とメールするのがやっとでした。
でも、彼女は泣きながら空港にやってきました。
ところが、私が少しその場から離れている間に、彼女は彼に手紙を渡していたのです。
次の日の便でハワイへ行くこと、泊まっているホテル。

そんな事も知らずに、彼が「私を守るために強くなりたい」と走ったホノルルは大事な場所に。
ホノルルマラソンの日は、二人の再出発の日になりました。
だから、彼の希望もあって、ハワイで結婚式をあげたんです。

なんだったんでしょね。。。

私はそんな主人と結婚してしまったのです。
今思えばその時からこなることは分かっていたはずなんです。
私は選ばれた女だとうぬぼれていたんでしょうか。

今年に入って、夫に別の女性がいることが発覚しました。

そして、その相手の女性は、私の友人でした。


夫が「もう絶対によりを戻さない」と一年前に私に誓った相手です。

その時に夫と約束したんです。

もし、私に隠れて彼女と連絡取ることがあったら、その時はもう終わりにしようと。。。

今回、悲しみでいっぱいでしたが、「約束通り別れましょう」

と私はすぐ別れを告げました。

夫は、土下座して謝り、最後のチャンスをくれと修復を懇願しました。


私はその時、憎しみや怒りがもっと生まれたら、修復できたかもしれません。

そういう気持ちは愛情の裏返しだからです。

でも、私は、最初の時よりそういう気持ちは薄れていました。

ただ、ただ悲しかった。

どうしてなんだろう、何があったんだろう、どんな気持ちだったんだろう。

そんな疑問に夫は何も答えてくれず、証拠がたくさん秘められていたパソコンと

携帯を私の見てる前で叩き壊しました。

私にとってそれは「証拠隠滅」にしか過ぎません。

それ以来、夫が私の体を触ることが生理的に受け入れれなくなりました。


私は、一生彼女の影に怯え、夫を疑い、疑う自分を恥じて

生きていかなくてはいけないのでしょうか。


根源はもっと前にあったこと。。。

いたたまれない気持ちを整理するために。。。

真実と向き合って、rebirthしたい。。。そう思って、書き始めることにしました。