今年は泣ける話が多かった。
1789、王家に捧ぐ歌、星逢一夜、舞音、そしてこの銀二貫。
でも、唯一ハッピーエンドというか二人は死なずに結ばれる。

随分と前に原作を読んだけどほぼ原作通り。
観ているうちに原作を思い出した。
最後は駆け足になったけど(笑)
れいこちゃん初主演。
落ち着いていたね。
誠実な役をよく演じていました。
個人的にはあす演じた梅吉の性格の描写がもう少し欲しかった。
気のいいところだけになっちゃった。
原作では結構意味がある性格というか性向だったから。

あと真帆(おてつ)の火傷の場所が原作と違う。
原作は完全に顔の半分だったけど今回は首筋になっていた。
やはり宝塚だもんね。

みつるが良かった。
専科に移って芸に専念できる環境になったからかな。
歌も得意でなかったはずだけど平均点は越えていた(笑)

お里役の愛すみれ
半兵衛、父親ほかバイト多数のがおり
ベテラン陣も建材
というかがおりの位置づけが少し悲しい・・・

若手では本筋とは関係のない役だけどソロもあった3人
大根屋の眞ノ宮るい
子守りの少女の月華雪乃
おでん屋の諏訪さき

もう二幕は泣ける!
お広と真帆(おてつ)
真帆はお広が自分を実の娘おてつと勘違いしていると思い、おてつを演じる。
お広はお広で、天涯孤独になった真帆を思い、実の娘おてつと勘違いしていることを演じる。
お互いがお互いを気遣い、演じる。
お広が亡くなる直前に「もういいよ」とおてつ(真帆)にいう。
おてつから、真帆に戻り、松吉と幸せになりなさい。
泣けた。。。

最後は大坂らしく、かたき討ちの銀二貫、安い買い物だったと。。。