バウ・ピュア・ストーリー「忘れ雪」を観にいきました。
嫁さんが11時の公演、私が14時半の公演です。
嫁さん的にはイマイチだったらしいです。
そもそも嫁さんは児玉先生作品(と木村信司先生作品)は肌に合わないようです。
私は好きなんですが・・・

忘れ雪 (角川文庫)/新堂 冬樹

¥780
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忘れ雪・・・雪の果て・・・涅槃絵のころに降ると言われている雪
涅槃絵・・・陰暦2月15日の釈迦(しゃか)入滅の日に行う法会
陰暦2月15日は陽暦3月15日

春に降る忘れ雪に願いをかけると、必ず叶う。

クロスは深雪
深雪はクロス
クロスは二人の関係を結ぶメディア
クロスは十字架
十字架は運命、あるいは死

永劫回帰・・・人の生は宇宙の円環運動と同じように永遠に繰り返す。


プロローグは雪の精の舞から。。。
開演前にパンフレットを読み、
すでに観劇した人のブログを読んでいたので、
もうこの時点で泣きそうになってきました。

人は犬や猫のような動物じゃない。
だから、動物ように平等に愛してはいけない。

一幕はとても良かったです。

さて、二幕です。
登場する人物の暗の部分がクローズアップされます。
一幕で暗の人が光になります。
暗の中の光、、、桜木だけが最後に見た忘れ雪
それが暗に再び光をもたらす。

ただ二幕の展開が唐突すぎます。
原作は分厚い本なので、舞台で跳ばした1年の出来事が詳しく描かれているのでしょうね。
機会があれば、原作を読みましょう。
でも、今日、ようやく宝塚市立図書館で予約していた「カラマーゾフの兄弟 1」を受け取りました。
こちらも読まないといけないのですが、5巻もあります。。。


雪の精の舞が素晴らしいかったです。
作品としては15名ぐらいで十分なところ、30名で演じています。
そのため、雪の精や通行人、鼓笛隊ではもったいない生徒さんたちが多くいましたが、その雪の精を演じている人がいるからこそ、より良い(宝塚らしい)作品に仕上がりました。

そして、私は薫君のように「鳴海と深雪は怪しい。」と勘繰るのであった。

男性も多かったなぁ。
そういえば、「ちちんぷいぷい」の取材を二度目も受けていた山口県のおじさんも来ていました。

★★★★★★★☆☆☆

帰りに思わず12日の「太王四神記」のチケットを買ってしまいました。。。