栄光ゼミナールの基本データ
特徴
全国520教室(2022年時点)を構える、中学受験塾でナンバーワンの校舎数を誇る進学塾。
これにより、自宅に最も近い校舎が選択でき、スケジュール的にゆったりとした中学受験が実現できるという特徴がある。
カリキュラムの特徴
1クラス10人程度の少人数制を採用しており、クラス名は難関私国立コース・私国立コース。
メインテキストは「中学受験新演習」で、授業では例題の解説を行い、それに対応したトレーニング・基本問題・練習問題・チャレンジの演習を行う。(難易度はトレーニング<基本<練習<チャレンジ)
校舎ごとの裁量が大きく、校舎によってサブテキストが異なる。
主なテスト
復習テスト:毎回行われる確認テスト。
アタックテスト:月に1回行われる確認テスト。クラス昇降あり。(難易度は易しめ)
発達障害・ギフテッドの栄光ゼミナール対策
基本方針
中堅校から首都圏難関校まで幅広い層に向けたカリキュラムを生徒の目標やレベルに合わせて「優先順位の明確化」と「家庭学習習慣の確立」を実現する必要がある。
優先順位の明確化
他の大手進学塾に比べると全体的な量は多くはないが、特性があるお子さんは志望校や現在の学力に合わせ、重要なものとそうでないものの仕分けを行うべき。
中学受験新演習は決して易しい内容ではないので、偏差値50程度を目指すのであれば、トレーニングを最優先とし、余裕があれば基本問題、標準以上の問題の優先順位は下げること。
特に集中力や作業能力に弱点がある場合は、仮の目標や仮の志望校を決め、優先順位を徹底しないとついていけなくなる可能性が高い。
ただし、校舎ごとの裁量が大きく、全て宿題は全てやりなさいという校舎だと難しい。
家庭学習習慣の確立
他の大手進学塾に比べて拘束時間は短いとはいえ、授業で習ったことの宿題を空いている曜日で終わらせ、週単位で復習を終える家庭学習習慣を築き上げる必要がある。
毎月のように実施されるアタックテストでクラス昇降があるが、目先のテストの点数に捉われて付け焼刃のテスト直前対策をするのは最悪の方法。
特に集中力や作業能力が低いお子さんは直前対策に時間を取られ、テストの復習を行う時間がなくなってしまうため、あくまでテストは復習の材料として使う。
総括
他の大手進学塾と比べると義務としてやるべき課題が少ないため、優先順位を明確につけ、家庭学習習慣を確立さえできれば、ついていける可能性は高い。
また中学受験新演習は決して易しい内容ではないので、徹底的に取捨選択を行い、復習中心の家庭学習習慣を築きあげたとしても、発達障害・ギフテッドの場合は適応できない場合があるので、その場合は転塾を検討すべき。
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