カメラボディ追加

決して欲しかったわけではなかったし、もうボディを追加することは無いだろうと思っていた。
しかしほんの少しの気持ちの揺らぎが衝動を抑制できないこともままあること。
そうして我が家のフィルムカメラのボディがまた一つ増えてしまった。

今回手に入れたのはCANON T70。
FDレンズ時代後期のモードラ内蔵のカメラだ。
我が家のフィルムカメラでは最も新しい部類になる。
入手したのは某中古リユースショップだが、これ以外にT50がゴロゴロしてる中唯一のT70だった。
TシリーズはプログラムAEなのであまりじっくり撮りたい人向けではないが、速写という観点からは非常に意義のある一台だ。
なにしろ絞りすらマニュアル設定が基本的にできないのだから。

状態は極めて良好で、レンズマウント部のネジが緩んでいる以外支障なさそうだ。
しかしカメラ修理もだいぶ手慣れたもんだな。
何の躊躇いもなくマウント部のカバーを外せた。

データバックも装着。
液晶に滲みがあるが経年劣化によるものだろう。
データバックの動作確認はしていないが、電池の液漏れが無かったあたり、問題なさそうな気配。
フィルム装填もほぼ自動ながら巻き上げ、巻き戻しも自動。
唯一DXコードに対応していないのが難点か。

同じモードラ内蔵機であるCONTAX 137MAQと並べるとさすがに安っぽさを隠せない。
シャッターやモードラのサウンドもやや安っぽいが、何と言ってとその軽さが魅力的だ。
既にフィルム一本撮り終えているので試写結果が楽しみではある。