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 皇太子さまは17日、今月21日からのドイツ公式訪問を前に東宮御所で記者会見に臨まれた。

 今年は日本との修好通商条約締結から150周年に当たり、現地で記念行事などに出席するが、東日本大震災を受けて日程を短縮した経緯などに触れ、「ドイツの方々には、機会をとらえて、寄せていただいたお見舞いのお気持ちと、様々な支援にお礼を申し上げたい」と語られた。

 震災後初の記者会見でもあり、被災地への思いとして、療養中で訪問を見送られた雅子さまと共に「これからも長く心を寄せ、復興への道のりを見守り続けたい」と述べられた。

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 東日本大震災から、11日で3カ月となった。東京電力の下請け会社で働き、震災当日、福島第1原子力発電所内にいた田村智則さん(48)=福島県浪江町=は、避難先の大和市内でふるさとに帰れない日々を過ごしている。「以前のように友人たちと過ごせる暮らしに戻りたい」。先の見えない生活の中で、生まれ育った故郷への思いは募るばかりだ。

 3月11日午後2時46分—。突き上げるような強い揺れが全身を襲った。当時、田村さんは4号機のタービン建屋の地下で、放射性物質の測定作業に当たっていた。

 停電で真っ暗になり、コンクリートの粉じんが舞った。立っていられないほどの揺れの中、壁に寄りかかりながら出口を目指した。「生きて帰れないかもしれない」。粉じんを吸い込まないよう、作業着の袖を口に当てながら、暗闇の中、死を覚悟した。

 「早く出してくれ」。たどり着いた建屋の出口付近では、作業員らの怒号が飛び交っていた。外に出るために必要な放射性物質の有無を確認する検査が行われていたが、殺到する作業員に追いつかない。しびれを切らして外に飛び出す人もいた。

 翌日早朝、自宅にいた田村さんは避難指示を知らせる行政無線を耳にした。父(76)と長男(18)を連れ、県内の知人宅に泊まることにした。「1、2日で自宅に戻れるだろう」。約20年間働き、原発の安全性を疑わなかっただけに、当初は楽観視していた。だが、その予想は裏切られ、原発の状態は悪化の一途をたどる。

 「ここには、いられないかもしれない」。12日午後、1号機建屋の水素爆発を伝えるテレビ映像に背筋が凍った。想像したこともない光景だった。14日には3号機建屋も爆発した。

 事態の悪化にすぐ家族を車に乗せ、座間市内の親戚宅に向かった。いまも父を看病するため、大和市の支援を受け、同市内のアパートで避難生活を続けている。

 「まだ、福島に帰らないの?」。4月から新潟県内で働く長男からは、電話のたびにこう聞かれる。帰りたいとは思う。しかし、原発から放出された放射性物質の除染のめどは立たず、故郷・浪江町は警戒区域に指定されたままだ。

 「長い間戻れないのだったら、大和で職を見つけて生活した方がいいのかもしれない」。田村さんの胸中は揺れることもある。しかし、簡単に割り切ることはできない。

 「コメと野菜を育てて、釣った魚を食べれば生活できる。やはり、たとえ体を壊したとしても帰りたい」。故郷への思いが断たれることはない。

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理恵2位! 2大会連続代表へ前進…体操
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平均台でしなやかな演技を見せる田中理恵
 ◆体操 NHK杯第1日(11日・東京・代々木第一体育館) 世界選手権(10月・東京)代表選考をかねた男女個人総合第1回目を行い、女子は初優勝を狙う田中理恵(24)=日体大大学院=が合計164・000点で2位となった。3連覇を目指す鶴見虹子(18)=朝日生命=が166・250点で首位。男子は世界王者・内村航平(22)=コナミ=が鉄棒で落下するミスがあったが、186・700点でトップを守った。

 2種目めの段違い平行棒。理恵は、4月の全日本選手権最終日に決めた高難度の移動技「マロニー」を再び鮮やかに決めた。「床と平均台でミスが出たのが悔しい」と振り返ったが、4種目合計では首位の鶴見と2・250点差。2大会連続の世界選手権代表に大きく前進した。

 記念日に花を添えたかった。「今日は(24回目の)誕生日なので、しっかりいい演技ができるように」と気合十分で会場入り。さらに「ミスしない日はだいたい雨が降っている」と梅雨空の“吉兆”もあった。床のラインオーバーなど細かいミスはあったものの「大きな過失はなくてよかった。思い切って自分の演技ができた」と手応えを口にした。

 女子の試合後は元体操選手の父・章二さん(61)と一緒に客席で同じくNHK杯に出場している兄・和仁(26)=徳洲会=、弟・佑典(ゆうすけ、21)=順大=を応援した。日本勢初の3兄妹での世界選手権代表入りという目標もある。父は「3人で行きたいと一番最初に言い出したのは理恵。兄と弟はビックリしていた」と明かした。

 震災後は「自分の演技で元気になってほしい」という気持ちも生まれた。「明日も試合を楽しんで、練習してきたことを見せるつもりで頑張りたい」と理恵。表彰台の真ん中でスマイルを輝かせる。

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