人間社会は、秩序ある弱肉強食で安定が保たれている。
ごく一握りの勝ち組と、その手足になって社会を支える負け組という
ヒエラルキーが存在しなければ、社会は瓦解する。
私は、この冷厳な構図を否定しない。
なぜならば、上に立つ者は高給を得る代わりに
相応の責任、労働時間、高スキル、忍耐力、努力が
必要だからだ。
我々のような負け組は、薄給だが、社会に対して
重責を背負う事なく、気楽に生きていかれるわけだ。
すなわちこれが最も美しい社会のあり方である。
しかし、今の日本のトップたちは、負け組の扱いが下手すぎる。
負け組は、生かさず、殺さず
「自分たちは平和を享受している」
と、騙さなければならないのだ。
ところが今の負け組は、生かされる事なく、殺されるだけなので
消費を忌避して、経済を冷やし続けている。
さらには、結婚も出産も忌避し、将来的に納税額や
GDPも冷やしていく事になるだろう。
まさに静かなるテロリズムである。
追い詰められた若者は、ひたすら利己性だけを助長し
公共心も道徳心もないモンスターとなりつつある。
貪欲なる旧世代が作ってきたこの日本という国は
モンスター化した若者たちによって、血を流す事なく
滅びるのかもしれない。
失う物のない我々は、この国が滅びようとも
死という安息が得られるだけだが、エライ人たちは
さぞかし、無念な事であろう。