1.己を知れ。
スタイルはお金で買えるものではなく、既に自分の中に存在するもの。
自分のキャラクターや体型、ライフスタイルを分析し、自分らしくあることが大切だ
最もありがちな失敗は、自分らしさに背き、パーソナリティと合わない服を着ること
私自身はほとんどネクタイを締めないし、いつもだらしなく伸びたヘアスタイルだ。
だけど、それが自分のキャラクターと完璧に合っているから大丈夫なんだ。
2.自分にフィットするものを見つけろ。
自分の体型を良くみせてくれるカッティングのものを選べ。
背が低い人やがっちりした人がダブルブレストのジャケットを買ってはいけない。
さらに背や体型が強調されてしまうから。
その代わり、より深いノッチドラペルのものを選べば、ジャケット全体が細長く
見える。
3.ピンクを着よう。
ピンクのシャツを恐れてはいけない。
男性はフェミニンすぎると懸念するけれども、女性はピンクを好むもの。
血色を良く見せてくれるピンクは青白いイギリス人の肌に最も似合う色のひとつだ
日焼けした肌の場合は、海のようなブルーのミッドトーンが似たような効果を
演出してくれる。
4.礼節が人を作る。
「着こなしのよさ」は何を着ているかというよりも、
個人の振舞いやマナー、姿勢によって生まれるもの。
テーラードスーツやハンドメイドのシューズは美しい。
けれども、真の着こなしにはそのアイテムに加え、礼儀や立派なマナー、
会話のタイミングを理解しているかということが重要になってくるのだ。
by ポール・スミス
ポール・スミス(1946-)
イギリスのファッションデザイナー。
1970年にセレクトショップを開店。70年代半ばあたりからオリジナルを作りはじめる。
「ひとひねりあるクラシック」と自らのメンズブランドを定義し、英国の伝統的なテーラードのスタイルを継承しつつ、機能性・実用性を重視、色使いとしてのカラフルさも取り入れながら遊びゴコロのあるデザインが特徴。2000年にエリザベス女王から、サーの敬称で呼ばれるナイトに叙勲される。
皆さま、こんばんは。パーソナルスタイリストの三好凛佳です。
ちょっと古い記事なのですが、とっても参考になるので、皆さまにご紹介させて頂きました。
さすが、ポールスミス。
具体的なアドバイス部分は、日本人には当てはまらないものもありますが、
思想というか考え方は、ただただ共感です
最近はポールスミスの売り場が、なんだか若者向け風のものが多く(ターゲット的にそうなんですが)
弊社のスタイリングのお客様に、ご提案することがちょっと少なくなったかなと。
でも裏地や細部の色使いに拘ったスタイルで細身の方にはおススメなブランドです。
個人的には、ポールスミスコレクションのオトナラインが、いいなと思うものが見つかったりします。
残念ながらウィメンズは好みではないのです。メンズと日本ライセンスメーカーが違うから仕方ないかも。
まずは、己を知ることから!を試してみてはいかがでしょうか。